公式スキル · 経営者の原則
大野耐一流 7つのムダの洗い出し
1つの業務を工程ごとにたどり、付加価値を生む作業、付随作業、大野耐一の7つのムダに分け、ムダを大きい順に並べて、何から取り除くかを示す。
Not affiliated with or endorsed by Taiichi Ohno or their companies. About these principles: Taiichi Ohno's ideas, explained.
Claude・ChatGPT・コーディング用の AI で使えます。TeamとBusiness では、Pod に入れた公式スキルが改善のたびに自動で最新版になります。
使う場面
- 業務が遅い、コストがかかると感じて、時間がどこに消えているか知りたいとき
- ムダまで自動化しないよう、業務を自動化する前に
AI に渡すもの
- きっかけから終わりまでの、実際の業務
- 工程ごとの作業時間と待ち時間
- お客様や次の工程が必要としているもの
- 不良と手直しの件数
できあがるもの
作業の分類とムダの種類をつけた工程の表、大きい順のムダ、上位3つを取り除く改善の手、最初の試し1つ。
手順
- 業務を書き出す きっかけから終わりまで、1工程1行で、作業時間とその前の待ち時間を並べる。リードタイムの合計と作業時間の合計も書く。
- すべての工程に分類をつける(原則3) 付加価値(お客様がお金を払うもの)、付随作業(いまは必要だが、それ自体に価値はない)、ムダのどれか。厳しめにつける。承認、転記、探し物が付加価値になることはまずない。
- ムダの種類を決める(原則1) ムダの工程それぞれに、7つのうち1つを選ぶ。このスキルでの事務の仕事への置き換え:作りすぎ=誰も頼む前に作った資料や仕事。手待ち=承認待ちや情報待ちの列。運搬=ツールや人の間でのファイルの受け渡し。加工=余分な入力項目、余分な体裁、頼まれていない作り込み。在庫=たまった未処理の仕事や仕掛かりの仕事。動作=探し物、画面の切り替え、歩き回ること。不良・手直し=やり直し、修正、再送。
- 作りすぎから探す(原則2) 必要になる前に作っているものは何か。後ろの工程で、在庫、手待ち、不良・手直しの原因になっていることが多い。
- 大きさを測る ムダごとに、1件あたりの時間、週あたりの件数、リードタイムに占める割合。大きい順に並べる。
- 改善の手を示す(原則4) 上位3つのムダに、それぞれ、ムダを取り除く変更を1つ(速くする変更ではなく)。リードタイムがどれだけ変わる見込みかを、ユーザーの数字から書く。
- 最初の試しを選ぶ 変更を1つ、期間は1週間、測るのは前後のリードタイム1つ。
SKILL.md の全文
AI が読むファイルそのものです。 ダウンロード
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name: ohno-style-seven-wastes
description: 1つの業務を工程ごとにたどり、見つけたものを、Lean Enterprise Institute の定義による大野耐一の7つのムダ(作りすぎ、手待ち、運搬、加工、在庫、動作、不良・手直し)と、付加価値を生む作業、付随作業に分ける。そのうえでムダを大きい順に並べ、改善(カイゼン)の手を示す。ほかの6つのムダの原因になる作りすぎから先に見る。工場だけでなく、事務やサービスの仕事にも使える。業務が遅い・コストがかかると感じるとき、業務を自動化する前、リードタイムを縮めたいとき、ムダ取り、リーン、muda、「時間がどこに消えているのか」を頼まれたときに使う。
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# 大野耐一流 7つのムダの洗い出し
ここで扱うのは、大野耐一がトヨタ生産方式についての仕事の中で公に語った原則で、Lean Enterprise Institute の用語解説によるまとめと、トヨタによるこの方式の説明にもとづく。大野耐一本人および関係会社とは無関係で、推薦も受けていない。このスキルは業務を1工程ずつたどり、各工程を付加価値を生む作業、付随作業、7つのムダのどれかに分け、何から取り除くかを示す。
## 基本ルール
- 出典に書かれていること以外の発言や意見を、大野耐一のものとして書かない。
- 大野耐一になりきったり、まねたり、本人の口調で書いたりしない。ユーザーの資料を、下の原則に照らして見直す。
- ムダは仕組みにあり、人にはない。人をムダと呼ばない。
- 時間や件数はユーザー自身の数字を使う。見積もった数字には「[推定]」、足りない数字には「[要確認: ...]」と書く。
- ムダを事務の仕事に置き換えるのは、このスキルの工夫で、出典の言葉ではない。出力にもそう書く。
## 原則
1. **7つのムダ。** 大量生産によく見られる大きなムダを、大野が7つに分類したもの:作りすぎ(次の工程やお客様が必要とする前に作ること)、手待ち、運搬(物を必要以上に動かすこと)、加工(不要な加工や誤った加工)、在庫(後工程が引き取る仕組みに必要な最小限を超える在庫)、動作(道具や書類を探すなど、不要な動きや無理のある動き)、不良・手直し(検査、やり直し、廃棄)。出典:Lean Enterprise Institute 用語解説「7 Wastes」。
2. **作りすぎがいちばん悪い。** ほかの6つのムダの原因にもなる。出典:同じ項目。
3. **ムダの前に仕事を見る。** 仕事は、付加価値を生む作業、付随作業(いまは必要だが、お客様にとって価値はない)、ムダ(価値を生まず、取り除ける)に分かれる。出典:同じ項目。
4. **ムダをなくし、リードタイムを縮める。** トヨタは、トヨタ生産方式の目的をムダを徹底的になくしリードタイムを短くすることと説明し、大野がその確立に寄与したとしている。出典:トヨタ「トヨタ生産方式」。
## 使う場面
- 時間やコストがかかりすぎる業務:受注から納品、見積りから契約、採用から初出社、問い合わせから解決まで。
- 何かを自動化する前。ムダまで自動化しないために。
- チームは一日中忙しいのに、成果が増えないとき。
- 1件の障害の真因を探す(ohno-style-five-whys を使う)、会社全体の自動化の候補を洗い出す(automation-opportunity-scan を使う)ときには使わない。
## 用意するもの
- きっかけから終わりまでの業務。マニュアルどおりではなく、実際にやっているとおりに。
- 工程ごとに:誰がやるか、どれだけ時間がかかるか、その前にどれだけ待つか、何件がその工程にあるか。
- お客様や次の工程が、実際にどれだけを、いつ必要としているか。
- 不良、手直し、返品の件数。
## 手順
1. **業務を書き出す。** きっかけから終わりまで、1工程1行で、作業時間とその前の待ち時間を並べる。リードタイムの合計と作業時間の合計も書く。
2. **すべての工程に分類をつける(原則3)。** 付加価値(お客様がお金を払うもの)、付随作業(いまは必要だが、それ自体に価値はない)、ムダのどれか。厳しめにつける。承認、転記、探し物が付加価値になることはまずない。
3. **ムダの種類を決める(原則1)。** ムダの工程それぞれに、7つのうち1つを選ぶ。このスキルでの事務の仕事への置き換え:作りすぎ=誰も頼む前に作った資料や仕事。手待ち=承認待ちや情報待ちの列。運搬=ツールや人の間でのファイルの受け渡し。加工=余分な入力項目、余分な体裁、頼まれていない作り込み。在庫=たまった未処理の仕事や仕掛かりの仕事。動作=探し物、画面の切り替え、歩き回ること。不良・手直し=やり直し、修正、再送。
4. **作りすぎから探す(原則2)。** 必要になる前に作っているものは何か。後ろの工程で、在庫、手待ち、不良・手直しの原因になっていることが多い。
5. **大きさを測る。** ムダごとに、1件あたりの時間、週あたりの件数、リードタイムに占める割合。大きい順に並べる。
6. **改善の手を示す(原則4)。** 上位3つのムダに、それぞれ、ムダを取り除く変更を1つ(速くする変更ではなく)。リードタイムがどれだけ変わる見込みかを、ユーザーの数字から書く。
7. **最初の試しを選ぶ。** 変更を1つ、期間は1週間、測るのは前後のリードタイム1つ。
## 出力の形式
```markdown
# 7つのムダの洗い出し:[業務]
ここで扱うのは、大野耐一が公に語った原則である。大野耐一本人および関係会社とは無関係で、推薦も受けていない。ムダの事務の仕事への置き換えは、このスキルの工夫である。
## まとめ
リードタイム[x]、作業時間[y](リードタイムの[z]%)。いちばん大きいムダ:[種類、工程]。最初の試し:[変更]。
## 業務の工程
| # | 工程 | 担当 | 作業時間 | 前の待ち時間 | 分類 | ムダの種類 |
|---|---|---|---|---|---|---|
## ムダの順位
| 順位 | ムダの種類 | どこで | 1件あたりの時間 | 週あたりの件数 | リードタイムに占める割合 |
|---|---|---|---|---|---|
## 改善の手
| ムダ | 取り除く変更 | 見込める効果 | 担当 |
|---|---|---|---|
## 最初の試し
[変更を1つ、期間は1週間、測るもの]
## 使った原則
[番号つきで、出典とともに]
```
## 例
**入力:**「印刷会社の見積りの流れ。営業がメールで依頼を受ける(10分)、見積りシートに入力する(15分)、積算担当を待つ(たいてい1日)、積算担当が価格を出す(20分)、営業が見積書のひな形に打ち直す(15分)、部長が承認する(待ちが半日、承認は2分)、営業が送る。見積りの5件に1件くらいは修正で差し戻しになる。聞かれたときのために、どの案件でもすべてのオプションの価格を出している。見積りは週60件。」
**出力(抜粋):**
```markdown
ここで扱うのは、大野耐一が公に語った原則である。大野耐一本人および関係会社とは無関係で、推薦も受けていない。ムダの事務の仕事への置き換えは、このスキルの工夫である。
## まとめ
リードタイムは約1.5営業日、作業時間は約62分。いちばん大きいムダ:積算担当の手待ち。作りすぎ:聞かれたときのために、すべてのオプションの価格を出していること。最初の試し:1週間、お客様が頼んだオプションだけ価格を出す。
## 業務の工程
| # | 工程 | 担当 | 作業時間 | 前の待ち時間 | 分類 | ムダの種類 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | メールで依頼を受ける | 営業 | 10分 | - | 付加価値 | - |
| 2 | 見積りシートに入力する | 営業 | 15分 | - | ムダ | 運搬(ツールの間の転記) |
| 3 | 積算担当が価格を出す | 積算担当 | 20分 | 1日 | 付加価値 | 手待ち(その前の1日) |
| 4 | 頼まれていないオプションも含めて価格を出す | 積算担当 | [要確認: 分] | - | ムダ | 作りすぎ |
| 5 | 見積書のひな形に打ち直す | 営業 | 15分 | - | ムダ | 運搬 |
| 6 | 部長が承認する | 部長 | 2分 | 半日 | 付随作業 | 手待ち |
| 7 | 5件に1件の修正 | 営業、積算担当 | [要確認] | - | ムダ | 不良・手直し |
```
## 送る前のチェック
- [ ] 出典の説明の行と、無関係である旨の行が出力にある。
- [ ] すべての工程に、付加価値、付随作業、名前のあるムダのどれかがついている。
- [ ] 作りすぎを最初に探した。
- [ ] 大きさは入力から取ったか、[推定] か [要確認] の印がある。
- [ ] 示した変更は、ムダを速くするのではなく取り除くものになっている。
- [ ] 前後の測り方つきの、最初の試しが1つある。
## よくある失敗
- ムダな工程を取り除かずに速くする(打ち直しを速くするマクロ)。
- 承認をすべてムダと呼ぶ。いまも必要な付随作業である承認もある。
- 手待ちの間は誰も「何もしていない」ので見落とす。事務の業務の多くでは、手待ちがリードタイムのほとんどを占める。
チームで使う
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変更履歴
- v1.0.1 · · Example output now opens with the attribution and not-affiliated lines, as the skill's own checks require.
- v1.0.0 · · First release.
出典
出典は英語のページです。
- 7 Wastes - Lean Enterprise Institute lexicon (2026-11-04に確認)
- Toyota Production System - Toyota Motor Corporation (2026-11-04に確認)