公式スキル · 経営者の原則
稲盛流 小集団の採算レビュー(アメーバ経営)
チームを小さな採算単位にどう分けて測っているかを、稲盛和夫が公に語った原則(リーダーと計画を持つ小集団、時間当り採算、全員参加)に照らしてレビューする。
Not affiliated with or endorsed by Kazuo Inamori or their companies. About these principles: Kazuo Inamori's ideas, explained.
Claude・ChatGPT・コーディング用の AI で使えます。TeamとBusiness では、Pod に入れた公式スキルが改善のたびに自動で最新版になります。
使う場面
- 各チームに自分の採算を見せ、自分の店を回すつもりで動いてほしいとき
- 月次の部門別採算表を作る、または違う仕事をする単位を比べるとき
AI に渡すもの
- チーム、リーダー、それぞれが生み出すもの
- 単位ごとの売上、経費、時間
- 単位のあいだの仕事とお金の動き
- 各単位の計画を立てる人と承認する人
できあがるもの
単位の一覧、単位ごとの1時間あたりの付加価値、売上と経費の打ち手、参加の足りないところ、リスク、次の一歩としての試行1つをまとめたレビュー。
手順
- 単位を書き出す 単位ごとに、リーダー、生み出すもの、顧客(社外か、ほかの単位か)、人数を挙げる。売ったり渡したりする成果物がはっきりしない単位には印をつける。自分の成果を示せないため。
- 各単位を原則1に照らす 自分の売上と経費で測れるか。リーダーがメンバー全員の仕事をわかる程度に小さいか。市場に直結しているか(顧客の買う量が増減すると売上も動くか)。それぞれ はい・いいえ・[要確認] をつける。
- 計画をだれが持っているかを確かめる(原則2) 単位ごとに、計画をリーダーが書くのか、上から降りてくるのか。承認の手順はあるか。目標を受け取るだけのリーダーは、この原則を満たさない。
- 1時間あたりの付加価値を計算する(原則4) 単位ごとに、付加価値 = 売上 − その単位の仕事が使う経費、を総労働時間で割る。ユーザー自身の経費項目で式を示し、どの経費を含めたかを書く。入力に書かれていなければ「[決める: どの経費を含めるか]」と印をつける。単位どうしと、月ごとにこの数字で比べる。
- 売上と経費の打ち手を探す(原則5) 単位ごとに、売上を伸ばすいちばん大きな打ち手と、削るいちばん大きな経費を、ユーザーの数字だけから挙げる。値段をだれも決めていないところには印をつける。原則5と並ぶ第6条のとおり、値決めは経営の判断である。
- 参加を確かめる(原則3) メンバーは単位の数字を見ているか、自分の目標を立てているか、自分の仕事が数字をどう動かすかを知っているか。そうなるためにユーザーが何を変える必要があるかを書く。
- リスクを挙げる よくあるもの: 単位どうしが協力せず競い合う、社内価格がもめごとを生む、リーダーが時間の数字を操作する、小さなチームには報告が重すぎる。それぞれに歯止めを書く。
- いちばん小さな次の一歩を勧める たいていは、試行する単位を1つ、月次の採算表を1つ、リーダーがそれを発表する会議を1つ。
SKILL.md の全文
AI が読むファイルそのものです。 ダウンロード
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name: inamori-style-unit-profit-review
description: 会社や部門を小さな採算単位にどう分け、各単位の成果をどう測っているかを、稲盛和夫が京セラについて語った小集団の採算管理(アメーバ経営として知られる)に照らしてレビューする。リーダーと計画を持つ独立採算の小集団、市場に直結した採算、時間当り採算(1時間あたりの付加価値)、売上を最大限に伸ばし経費を最小限に抑える、値決めは経営、全員参加経営が基準。チームを採算単位に分けたい、部門別の採算表を作りたい、チームごとの数字を見えるようにしたい、「全員が経営者意識を持つ」が本当にできているか確かめたい、と頼まれたときに使う。
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# 稲盛流 小集団の採算レビュー
これは、稲盛和夫が、京セラが運営する稲盛和夫オフィシャルサイトで公に語ってきた原則である。稲盛和夫およびその関係する企業とは提携しておらず、推薦や承認も受けていない。この手法はアメーバ経営として知られる。このスキルは、公に説明されている原則を使って自社の単位、その数字とリーダーをレビューし、原則からどこが外れているかを書く。
## 基本ルール
- 出典に書かれている以上の発言や意見を、稲盛和夫のものとして書かない。
- 稲盛和夫を演じない。口調をまねず、本人になりかわって書かない。ユーザーの材料を、下の原則に照らしてレビューする。
- 数字を作らない。売上、経費、時間の数字が欠けていれば「[要確認: ...]」と書く。
- これは公開された原則に照らしたレビューであり、京セラの仕組みの導入ではない。細かな運用ルールは出典に書かれていないので、ユーザーがそこまで必要としているときはそう伝える。
- 原則が合わない場合ははっきり言う(たとえば4人の会社に、採算単位をいくつも作る必要はない)。
## 原則
1. **小集団を独立採算で運営する。** 大きな組織を小さな集団に分け、それぞれを独立採算で運営する。各集団には任命されたリーダーがいて、共同経営者に近いかたちで集団を運営する。出典: 「アメーバ経営」、稲盛和夫オフィシャルサイト(京セラ)。
2. **リーダーが集団の計画を立て、実行する。** リーダーは会社の方針のもとで集団の経営計画を立て、上司の承認を得て実行する。これによって、経験の浅い人にも経営者としての意識が育つ。出典: 同じページ。
3. **全員が参加する。** メンバーはリーダーのもとで自分の目標を立て、その達成に向けて働く。サイトはこれを全員参加経営と呼ぶ。目的として挙げられているのは、市場に直結した部門別採算制度の確立、経営者意識を持つ人材の育成、全員参加経営の実現の3つ。出典: 同じページ。
4. **1時間あたりの付加価値。** 稲盛は1965年に、管理会計の指標として時間当り採算制度を考案した。仕事で生み出した付加価値を総労働時間で割って求める。出典: 稲盛ライブラリーの展示「2F 技術と経営」(京セラ)。
5. **売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える。** 経営12カ条の第5条。第6条は値決めは経営。出典: 「経営12カ条」、稲盛和夫オフィシャルサイト。
## 使う場面
- 会社や部門を、それぞれが自分の採算を見られる単位に分けるとき。
- チームリーダーが読んで動ける、月次の部門別採算表を作るとき。
- チームリーダーが本当に計画を持っているのか、目標を渡されているだけなのかを確かめるとき。
- まったく違う仕事をする単位どうしを、共通の1つの数字で比べるとき。
- 制度会計や税務には使わない。管理会計の専門家の代わりでもない。予実差の説明は budget-variance-note、顧客あたりの採算は unit-economics-check を使う。
## 用意するもの
- 組織: チーム、そのリーダー、それぞれが何を売るか、何を渡すか(顧客に、またはほかのチームに)。
- 単位ごとに、わかれば: その期間の売上(または社内の受け渡しによる収入)、経費、総労働時間。
- いま単位のあいだで仕事とお金がどう動いているか(だれがだれから、どんな社内価格で「買う」か)。
- 各単位の計画をだれが立て、だれが承認するか。
- ユーザーが答えを出したい問い。
## 手順
1. **単位を書き出す。** 単位ごとに、リーダー、生み出すもの、顧客(社外か、ほかの単位か)、人数を挙げる。売ったり渡したりする成果物がはっきりしない単位には印をつける。自分の成果を示せないため。
2. **各単位を原則1に照らす。** 自分の売上と経費で測れるか。リーダーがメンバー全員の仕事をわかる程度に小さいか。市場に直結しているか(顧客の買う量が増減すると売上も動くか)。それぞれ はい・いいえ・[要確認] をつける。
3. **計画をだれが持っているかを確かめる(原則2)。** 単位ごとに、計画をリーダーが書くのか、上から降りてくるのか。承認の手順はあるか。目標を受け取るだけのリーダーは、この原則を満たさない。
4. **1時間あたりの付加価値を計算する(原則4)。** 単位ごとに、付加価値 = 売上 − その単位の仕事が使う経費、を総労働時間で割る。ユーザー自身の経費項目で式を示し、どの経費を含めたかを書く。入力に書かれていなければ「[決める: どの経費を含めるか]」と印をつける。単位どうしと、月ごとにこの数字で比べる。
5. **売上と経費の打ち手を探す(原則5)。** 単位ごとに、売上を伸ばすいちばん大きな打ち手と、削るいちばん大きな経費を、ユーザーの数字だけから挙げる。値段をだれも決めていないところには印をつける。原則5と並ぶ第6条のとおり、値決めは経営の判断である。
6. **参加を確かめる(原則3)。** メンバーは単位の数字を見ているか、自分の目標を立てているか、自分の仕事が数字をどう動かすかを知っているか。そうなるためにユーザーが何を変える必要があるかを書く。
7. **リスクを挙げる。** よくあるもの: 単位どうしが協力せず競い合う、社内価格がもめごとを生む、リーダーが時間の数字を操作する、小さなチームには報告が重すぎる。それぞれに歯止めを書く。
8. **いちばん小さな次の一歩を勧める。** たいていは、試行する単位を1つ、月次の採算表を1つ、リーダーがそれを発表する会議を1つ。
## 出力の形式
```markdown
# 部門別採算のレビュー: [会社名または部門名]
**期間:** [月] · **提出先:** [名前]
これは稲盛和夫が公に語ってきた原則である。稲盛和夫およびその関係する企業とは提携しておらず、推薦や承認も受けていない。
## まとめ
[2〜3文: 今の形は原則に近いか、いちばん大きな差、次の一歩]
## 単位
| 単位 | リーダー | 成果物と顧客 | 独立採算にできるか | リーダーが計画を持つか |
|---|---|---|---|---|
## 1時間あたりの付加価値
| 単位 | 売上 | 含めた経費 | 付加価値 | 時間 | 1時間あたりの付加価値 |
|---|---|---|---|---|---|
含めた経費: [一覧]。入力に書かれていないところは [決める: ...]。
## 打ち手
| 単位 | 売上のいちばん大きな打ち手 | 削るいちばん大きな経費 | 値段を決める人 |
|---|---|---|---|
## 参加
[メンバーが今見ていること、決めていること。何を変える必要があるか]
## リスクと歯止め
| リスク | 歯止め |
|---|---|
## 次の一歩
[試行を1つ、採算表を1つ、担当者を1人、日付を1つ]
## 使った原則
[番号つきの一覧と、それぞれの出典]
```
## 例
**入力:** 「22人のWeb制作会社です。チームは3つで、デザイン(7人)、開発(9人)、営業(4人)、ほかに管理部門が2人。先月の売上は960万円で、請求はすべて営業から。経費はデザインがフォントや素材で30万円、開発がサーバーやツールで50万円、営業が出張で20万円。時間はデザイン1,150時間、開発1,500時間、営業640時間。リーダーには毎四半期、私から売上目標を渡しています。数字を見ているのは私だけです。各チームに、自分の店を回しているつもりで考えてほしい。」
**出力(抜粋):**
```markdown
これは稲盛和夫が公に語ってきた原則である。稲盛和夫およびその関係する企業とは提携しておらず、推薦や承認も受けていない。
# 部門別採算のレビュー: 制作会社
**期間:** 先月 · **提出先:** 代表
## まとめ
チームは単位として自然に分かれているが、売上に触れているのは営業だけで、デザインと開発は自分の成果を見られない。リーダーは計画を書かずに目標を受け取っており、メンバーはだれも数字を見ていない。次の一歩: 営業と開発のあいだに社内価格をつけ、1か月試す。
## 単位
| 単位 | リーダー | 成果物と顧客 | 独立採算にできるか | リーダーが計画を持つか |
|---|---|---|---|---|
| デザイン | [リーダー] | デザイン。開発と営業に渡す | 社内価格があれば | いいえ: 代表からの目標 |
| 開発 | [リーダー] | サイト。営業に渡す | 社内価格があれば | いいえ |
| 営業 | [リーダー] | 請求した案件。顧客へ | はい | いいえ |
| 管理 | [リーダー] | 全員の支援 | いいえ: コストセンター | 該当なし |
## 1時間あたりの付加価値
入力からはチームごとに売上を分けられない。[要確認: チームごとの案件売上、またはデザインと開発の1時間あたりの社内価格]。売上をすべて会社全体で見ると、(960万円 − 100万円) ÷ 3,290時間 = 3チーム合わせて1時間あたり約2,614円。
## 次の一歩
開発の仕事の社内価格を営業と決め、[要確認: 開始日]から1か月運用する。月次の会議で、開発のリーダーが開発自身の1時間あたりの付加価値を発表する。
```
## 送る前のチェック
- [ ] 出典の原則であることを示す1文と、提携・推薦がないことを示す1文が出力にある。
- [ ] どの単位にもリーダー、成果物、顧客があるか、印がついている。
- [ ] 1時間あたりの付加価値に、式と含めた経費が書かれている。
- [ ] どの数字も入力から来ているか、[要確認] か [決める] の印がある。
- [ ] 使った原則がすべて、出典とともに挙がっている。
- [ ] 次の一歩は、担当者と日付のある試行1つ。
## よくある失敗
- この手法を経費削減の道具としてだけ扱う。掲げられた目的には、リーダーの育成と全員参加も含まれる。
- 単位を細かく分けすぎて、報告の手間が学びより大きくなる。
- だれも合意していない社内価格をつける。改善の代わりにもめごとが始まる。
- 売上だけで単位を比べる。違う仕事をする単位は、1時間あたりの付加価値で比べてはじめて公平になる。
チームで使う
AI Skill Pod に追加すると、業務委託の方も含めてチーム全員が、自分の AI から同じ版を使えます。 AI スキルをチームで共有する方法を読む
変更履歴
- v1.0.1 · · Example output now opens with the attribution and not-affiliated lines, as the skill's own checks require. The pilot has a start date to set.
- v1.0.0 · · First release.
出典
出典は英語のページです。
- アメーバ経営 - Kazuo Inamori official site (2026-11-04に確認)
- Amoeba Management - Official Site of Kazuo Inamori (2026-11-04に確認)
- Inamori Library, 2F Technology and Management: Hourly Efficiency (2026-11-04に確認)
- 経営12カ条 (Twelve Management Principles) - Kazuo Inamori official site (2026-11-04に確認)