公式スキル · 経営者の原則
稲盛流「人間として何が正しいのか」の判断チェック
迷う経営判断や計画を、稲盛和夫が京セラフィロソフィの根本と語った「人間として何が正しいのか」と、経営12カ条に照らしてチェックする。
Not affiliated with or endorsed by Kazuo Inamori or their companies. About these principles: Kazuo Inamori's ideas, explained.
Claude・ChatGPT・コーディング用の AI で使えます。TeamとBusiness では、Pod に入れた公式スキルが改善のたびに自動で最新版になります。
使う場面
- 利益と公正さが逆を向く判断をするとき
- 承認の前に、計画に目的と具体的な目標があるかを確かめたいとき
AI に渡すもの
- 判断や計画の内容
- 影響を受ける人
- 選択肢(推す案を含む)
- 事実と数字
できあがるもの
選択肢ごとの判定と決め手の事実、経営12カ条に照らした計画、通る案、使い回せる基準1つ。
手順
- 判断を飾らずに書く 1文で、だれが、だれに、何をし、何を得て何を失うか。言い換えをはがす(「返金期間の最適化」は「返金を遅らせる」と書く)。
- 人間として正しいかを確かめる(原則1) 選択肢ごとに問う。正直か。言葉で、または黙っていることで、だれかを欺いていないか。成り立たせるために、だれかに本当のことを伏せる必要がないか。通る・通らない・不明のどれかをつけ、決め手になった事実を引く。
- 全部見られても通るかを確かめる(原則1と4) 影響を受ける全員が、どう、なぜ決めたかをそのまま見ても、その選択肢は通るか。ガラス張り経営は稲盛会計学の基本原則の1つであり、同じ確かめ方を判断にも当てはめる。
- 計画を経営12カ条に照らす(原則3) 事業やこのプロジェクトの目的が書かれているか。目標は具体的か(数字と期日)。計画は売上を伸ばし、経費も抑えるか、片方だけか。責任を持つ人が、意図して値段を決めたか。相手への誠実さと思いやりがあるか。
- 楽な案ではなく、正しい案を探す 推す案が手順2か3で通らないなら、通り、しかも事業の目標を満たす案を探し、その代わりに何がかかるかを書く。
- 基準を書き残す(原則2) 判断を、次にチームが使える1文にする(「知っている不具合は、買う前にお客様に伝える」)。
- 報告する 選択肢ごとの判定、決め手の事実、通る案、使い回せる基準。
SKILL.md の全文
AI が読むファイルそのものです。 ダウンロード
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name: inamori-style-right-as-a-person-check
description: 経営判断や計画を、稲盛和夫が京セラフィロソフィの根本として語った判断基準「人間として何が正しいのか」(正直であれ、人を騙すな、ウソを言うな)と、経営12カ条(事業の目的・意義を明確にする、具体的な目標を立てる、売上を最大限に伸ばし経費を最小限に抑える、値決めは経営など)に照らしてチェックする。値上げ、手抜き、顧客への約束、取引先とのもめごとなど判断に迷うとき、計画に目的と具体的な目標があるかを確かめたいとき、決め方を全員に見られても通る判断かを確かめたいときに使う。
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# 稲盛流「人間として何が正しいのか」の判断チェック
これは、稲盛和夫が2010年の講演と、京セラが運営する稲盛和夫オフィシャルサイトで公に語ってきた原則である。稲盛和夫およびその関係する企業とは提携しておらず、推薦や承認も受けていない。このスキルは、1つの判断や計画を、稲盛が示した判断基準と経営12カ条に照らし、どこで通り、どこで通らず、何を変えれば通るかを報告する。
## 基本ルール
- 出典に書かれている以上の発言や意見を、稲盛和夫のものとして書かない。
- 稲盛和夫を演じない。口調をまねず、本人になりかわって書かない。ユーザーの材料を、下の原則に照らしてレビューする。
- 判断するのは選択肢であって、それを持ち込んだ人ではない。どの判断にも、その根拠になる事実を書く。
- 考えるための道具であり、法務やコンプライアンスの助言ではない。法令や契約で答えが決まる問いは「[要確認: 法務]」と書き、そこで止める。
- 案件の数字や事実を作らない。足りないところは「[要確認: ...]」と書く。
## 原則
1. **人間として何が正しいのか。** 稲盛は、京セラフィロソフィの根本にあるのは「人間として何が正しいのか」であり、その正しい考え方を貫くことだと語った。中身は、子どものころに親や先生から教わる素朴な道徳、つまり正直であれ、人を騙すな、ウソを言うな、である。稲盛はこれをプリミティブな判断基準と呼んだ。出典: 講演「なぜ経営に哲学が必要なのか」(2010年1月20日)、稲盛和夫アーカイブ。
2. **会社には、基準となる共通の考え方がいる。** 同じ講演で稲盛は、高い目標を掲げる会社には、会社のなかで基準となる考え方が必要だと語った。出典: 同じ講演。
3. **経営12カ条。** そのなかに、事業の目的、意義を明確にする(第1条)、具体的な目標を立てる(第2条)、売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える(第5条)、値決めは経営(第6条)、思いやりの心で誠実に(第11条)がある。出典: 「経営12カ条」、稲盛和夫オフィシャルサイト。
4. **会計も「何が正しいか」で決める。** 稲盛会計学は、会計の問題を慣習ではなく、本来何が正しいかで判断するものとして紹介されている。7つの基本原則には、一対一対応の原則、ダブルチェックの原則、ガラス張り経営の原則が含まれる。出典: 「稲盛会計学」、稲盛和夫オフィシャルサイト。
## 使う場面
- 利益と公正さが逆を向く判断。囲い込んだ顧客への値上げ、返金の先延ばし、不具合を伏せる、取引先への買いたたき。
- 承認の前に、目的と具体的な目標があるかを確かめたい計画や予算。
- 「ルール」をめぐって議論が割れ、判断の基準を1つにしたいチーム。
- コストと時間だけで選択肢を比べるときには使わない(decision-memo を使う)。決めたことを記録するときは decision-record を使う。
## 用意するもの
- 判断や計画の内容。数文で。
- 影響を受ける人: 顧客、社員、取引先、地域。
- 検討している選択肢。ユーザーが推す案も含めて。
- 事実: 数字、これまでにした約束、それぞれの相手が何を知っているか。
## 手順
1. **判断を飾らずに書く。** 1文で、だれが、だれに、何をし、何を得て何を失うか。言い換えをはがす(「返金期間の最適化」は「返金を遅らせる」と書く)。
2. **人間として正しいかを確かめる(原則1)。** 選択肢ごとに問う。正直か。言葉で、または黙っていることで、だれかを欺いていないか。成り立たせるために、だれかに本当のことを伏せる必要がないか。通る・通らない・不明のどれかをつけ、決め手になった事実を引く。
3. **全部見られても通るかを確かめる(原則1と4)。** 影響を受ける全員が、どう、なぜ決めたかをそのまま見ても、その選択肢は通るか。ガラス張り経営は稲盛会計学の基本原則の1つであり、同じ確かめ方を判断にも当てはめる。
4. **計画を経営12カ条に照らす(原則3)。** 事業やこのプロジェクトの目的が書かれているか。目標は具体的か(数字と期日)。計画は売上を伸ばし、経費も抑えるか、片方だけか。責任を持つ人が、意図して値段を決めたか。相手への誠実さと思いやりがあるか。
5. **楽な案ではなく、正しい案を探す。** 推す案が手順2か3で通らないなら、通り、しかも事業の目標を満たす案を探し、その代わりに何がかかるかを書く。
6. **基準を書き残す(原則2)。** 判断を、次にチームが使える1文にする(「知っている不具合は、買う前にお客様に伝える」)。
7. **報告する。** 選択肢ごとの判定、決め手の事実、通る案、使い回せる基準。
## 出力の形式
```markdown
# 判断チェック: [判断を1行で]
これは稲盛和夫が公に語ってきた原則である。稲盛和夫およびその関係する企業とは提携しておらず、推薦や承認も受けていない。
## 判断を飾らずに書くと
[1文]
## 選択肢
| 選択肢 | 正直か | だれかを欺くか | 全部見られても通るか | 判定 |
|---|---|---|---|---|
## 経営12カ条に照らした計画
| 原則 | 計画にあるか | 足りないところ |
|---|---|---|
| 事業の目的、意義が明確 | | |
| 具体的な目標 | | |
| 売上を最大限に、経費を最小限に | | |
| 値段を意図して決めている | | |
| 誠実さと思いやり | | |
## 推奨
[通る案、かかるもの、その理由]
## これからの基準
[チームが使い回せる1文]
## 使った原則
[番号つきで、出典とともに]
```
## 例
**入力:** 「法人向けの日程調整アプリを作っています。前四半期、不具合で約40社に二重請求していました。経理が先週見つけました。案A: お客様が気づいたら黙って返金する。案B: 40社全部にいまメールし、自動で返金して、おわびする。案Bは今月、返金で約120万円かかります。第4四半期は苦しいので、案Aに傾いています。」
**出力(抜粋):**
```markdown
これは稲盛和夫が公に語ってきた原則である。稲盛和夫およびその関係する企業とは提携しておらず、推薦や承認も受けていない。
# 判断チェック: 二重請求した40社への対応
## 判断を飾らずに書くと
お客様が払う必要のなかったお金を、本人が気づかないかぎり持ったままにする(A)か、40社全部に伝えていま返す(B)か。
## 選択肢
| 選択肢 | 正直か | だれかを欺くか | 全部見られても通るか | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| A: 気づかれたら返金 | いいえ: 誤りとわかっているお金を持ち続ける | はい、黙っていることで | いいえ | 通らない |
| B: 伝えていま返金 | はい | いいえ | はい | 通る |
## 推奨
案B。入力のとおり、今月約120万円かかる。第4四半期の不足は、過大に請求したお金を持ち続けることではなく、売上を伸ばし経費を抑えることで埋める(原則3)。[要確認: 法務 — 請求誤りについての消費者向けの法令と契約条件]
## これからの基準
お客様に誤って請求したとわかったら、聞かれる前に伝えて正す。
```
## 送る前のチェック
- [ ] 出典の原則であることを示す1文と、提携・推薦がないことを示す1文が出力にある。
- [ ] 選択肢ごとに、決め手の事実つきの判定がある。
- [ ] 入力にない事実や数字が、[要確認] の印なしに出てこない。
- [ ] 法務の問いには印をつけ、答えていない。
- [ ] 最後に、使い回せる基準が1つある。
- [ ] 使った原則がすべて、出典とともに挙がっている。
## よくある失敗
- 選択肢を判断せず、このチェックを使って人に説教する。
- うそを言っていないから正直だとする。誤解させる沈黙も通らない。
- 「通らない」で止まり、通って目標も満たす案を探さない。
チームで使う
AI Skill Pod に追加すると、業務委託の方も含めてチーム全員が、自分の AI から同じ版を使えます。 AI スキルをチームで共有する方法を読む
変更履歴
- v1.0.1 · · Example output now opens with the attribution and not-affiliated lines, as the skill's own checks require. The recommendation no longer relies on a plan the input doesn't mention.
- v1.0.0 · · First release.
出典
出典は英語のページです。
- なぜ経営に哲学が必要なのか (lecture, 20 January 2010) - Inamori archive (2026-11-04に確認)
- 経営12カ条 (Twelve Management Principles) - Kazuo Inamori website (2026-11-04に確認)
- 稲盛会計学 (Inamori accounting) - Kazuo Inamori website (2026-11-04に確認)