公式スキル · 業務管理・総務
重みつき採点でのベンダー比較
先に合意した重みつきの基準で2〜5社のベンダーを比べる。必須条件、証拠にもとづく点数、総コスト、リスク、そして1社の推奨。
Claude・ChatGPT・コーディング用の AI で使えます。TeamとBusiness では、Pod に入れた公式スキルが改善のたびに自動で最新版になります。
使う場面
- ツール、制作会社、仕入先から選ぶとき
- チームの意見が割れていて、判断のための共通の土台が必要なとき
AI に渡すもの
- 見積もり、デモ、トライアルのメモつきのベンダー
- 必要としていること、量、予算
- 必須条件
できあがるもの
推奨、必須条件の表、出どころつきの重みつき採点表、契約期間全体のコスト、リスク。
手順
- 採点の前に、基準と重みを合意する 重なりのない基準を4〜7個、合計100になる重みで提案する。2つの基準に同じ重みをつけない(例: 必須条件への適合30、総コスト25、使いやすさ18、サポート12、セキュリティとデータ9、ベンダーの安定性6)。それを示して止まり、利用者に確定か変更をしてもらう。利用者が「そのまま進めて」と言ったら、自分が提案した重みを使ったと書く。
- まず必須条件を合否で当てはめる 必須条件を満たさないベンダーは、点数にかかわらず外す。どの必須条件か、その証拠を書く。
- 基準ごとに証拠つきで1〜5点をつける 重みつきの合計 =(点数 × 重み)の和 ÷ 5。最大は100。5 = この点ではっきり最良、3 = 十分、1 = 不十分。どの点数にも出どころを書く。トライアル、導入企業への聞き取り、契約書、または「ベンダーの言い分」。ベンダーの言い分だけにもとづく点数には「(未確認)」をつける。
- 契約期間全体のコストを計算する (このスキルの既定値: 2年)。導入(ライセンスや料金、初期設定、移行)、運用(必須条件を満たすのに必要な追加機能、管理と研修の時間)、撤退(データの書き出し、解約の予告期間)。すべてのベンダーで同じ利用者数を使う。入力にない価格は「[要確認: 価格]」とし、見積もった額を事実のように書かない。
- ベンダーごとのリスクを並べる ロックイン、更新時の値上げ、小さな会社や新しい製品、「ロードマップにある」と約束された機能、データの保管場所。1社につき1〜3個。
- 推奨する 2人以上で決めるなら、政府の評価者がするように、まず各自が1人で採点し、そのあと合意した点数を決めるよう勧める。1社を挙げ、決め手になった理由を2つ書く。上位2社の差が100点満点で5点以内なら、僅差だと書き、決め手(たいていはコストか導入企業への聞き取り)を挙げる。契約の前に確かめることを足す。
SKILL.md の全文
AI が読むファイルそのものです。 ダウンロード
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name: vendor-comparison
description: 2〜5社のベンダー、ツール、制作会社を、利用者と先に合意した重みつきの評価基準で比べ、採点表、総保有コスト、リスク、推奨をまとめる。ベンダーの言い分だけが根拠の主張には、すべて未確認の印をつける。ベンダー比較、ツール選定、取引先や制作会社の評価、比較表の作成、「どれを買うべきか」の判断を頼まれたときに使う。
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# ベンダー比較
役に立つ比較は、選択を明らかにし、その理由を見せる。基準はだれかが価格を見る前に合意しておく。英国政府の調達担当者も同じやり方をとる。評価のモデルは入札が届く前に決めて試し、必須の条件は合否で判定でき、コストは最初の価格ではなく契約期間全体のコストを指す。証拠から採点し、どの主張がベンダー自身の言い分かをはっきり書く。
## 使う場面
- 2〜5社のソフトウェア、制作会社、仕入先、業務委託先から選ぶとき。
- チームの意見が割れていて、判断のための共通の、目に見える土台が必要なとき。
- 契約を更新するときに、乗り換えるべきか確かめるとき。
- 1社の請求書(invoice-check を使う)や、本格的なセキュリティ審査(security-questionnaire-answers を使う)には使わない。
## 用意するもの
- ベンダーと、それぞれについて手元にあるもの。見積もり、料金ページ、デモのメモ、導入企業への聞き取り、トライアルの結果。
- 必要としていること。どんな課題か、利用者数か量、予算、必須の条件。
- だれが決めるか。予算か量がなければ一度だけ聞く。それでもなければ「[仮定: N人]」でコストを計算する。
## 手順
1. **採点の前に、基準と重みを合意する。** 重なりのない基準を4〜7個、合計100になる重みで提案する。2つの基準に同じ重みをつけない(例: 必須条件への適合30、総コスト25、使いやすさ18、サポート12、セキュリティとデータ9、ベンダーの安定性6)。それを示して止まり、利用者に確定か変更をしてもらう。利用者が「そのまま進めて」と言ったら、自分が提案した重みを使ったと書く。
2. **まず必須条件を合否で当てはめる。** 必須条件を満たさないベンダーは、点数にかかわらず外す。どの必須条件か、その証拠を書く。
3. **基準ごとに証拠つきで1〜5点をつける。** 重みつきの合計 =(点数 × 重み)の和 ÷ 5。最大は100。5 = この点ではっきり最良、3 = 十分、1 = 不十分。どの点数にも出どころを書く。トライアル、導入企業への聞き取り、契約書、または「ベンダーの言い分」。ベンダーの言い分だけにもとづく点数には「(未確認)」をつける。
4. **契約期間全体のコストを計算する**(このスキルの既定値: 2年)。導入(ライセンスや料金、初期設定、移行)、運用(必須条件を満たすのに必要な追加機能、管理と研修の時間)、撤退(データの書き出し、解約の予告期間)。すべてのベンダーで同じ利用者数を使う。入力にない価格は「[要確認: 価格]」とし、見積もった額を事実のように書かない。
5. **ベンダーごとのリスクを並べる。** ロックイン、更新時の値上げ、小さな会社や新しい製品、「ロードマップにある」と約束された機能、データの保管場所。1社につき1〜3個。
6. **推奨する。** 2人以上で決めるなら、政府の評価者がするように、まず各自が1人で採点し、そのあと合意した点数を決めるよう勧める。1社を挙げ、決め手になった理由を2つ書く。上位2社の差が100点満点で5点以内なら、僅差だと書き、決め手(たいていはコストか導入企業への聞き取り)を挙げる。契約の前に確かめることを足す。
## 出力の形式
```markdown
**ベンダー比較 — [必要としていること]、[日付]**
**推奨: [ベンダー]** — [決め手の理由2つ]。契約前に確かめること: [項目]。
**基準(合意済み):** [基準 重み, ...]
**必須条件**
| 必須条件 | [ベンダーA] | [ベンダーB] |
|---|---|---|
| [必須条件] | [合格/不合格 + 証拠] | ... |
**点数(1〜5、重みつきの合計は100点満点)**
| 基準(重み) | [ベンダーA] | [ベンダーB] |
|---|---|---|
| [基準(重み)] | [点数] — [証拠か「ベンダーの言い分(未確認)」] | ... |
| **重みつきの合計** | [n] | [n] |
**[期間]全体のコスト**
| コスト | [ベンダーA] | [ベンダーB] |
|---|---|---|
| 料金 | ... | ... |
| 初期設定と移行 | ... | ... |
| 必要な追加機能 | ... | ... |
| **合計** | ... | ... |
**リスク**
- [ベンダー]: [リスク]
**確かめる未確認の主張:** [一覧]
```
## 例
**入力:** サポート担当8人向けのヘルプデスクを選ぶ。期間2年、予算は年100万円ほど。必須条件: Slack との連携。ヘルプワイズ: 1人あたり月3,900円、Slack 連携あり(トライアルで試した)、初期設定は無料、見積もりに更新時の値上げの上限なし。ティクスリー: 1人あたり月2,900円、Slack 連携は営業担当によると「第3四半期に対応予定」、初期設定15万円。デスコ: 1人あたり月4,500円、Slack 連携はドキュメントによるとあり、営業資料に「1時間以内に返信」、レビューサイトで4.8、導入企業への聞き取りはしていない、初期設定の価格は示されていない。利用者が確定した重み: 必須条件への適合35、コスト30、使いやすさ20、サポート15。
**出力:**
```markdown
**ベンダー比較 — サポート担当8人向けのヘルプデスク、11月4日(水)**
**推奨: ヘルプワイズ** — Slack 連携を自社のトライアルで確かめられた。2年間の料金がデスコより115,200円安く、しかもデスコの初期設定の費用はまだ入っていない。契約前に確かめること: 更新時の値上げの上限、データの書き出しの形式。
**基準(合意済み):** 必須条件への適合35、コスト30、使いやすさ20、サポート15
**必須条件**
| 必須条件 | ヘルプワイズ | ティクスリー | デスコ |
|---|---|---|---|
| Slack との連携 | 合格 — トライアルで確認 | 不合格 — 「第3四半期に対応予定」、ベンダーの言い分 | 合格 — ドキュメント(未確認) |
ティクスリーは外す。必須条件がロードマップの約束にすぎない。
**点数(1〜5、重みつきの合計は100点満点)**
| 基準(重み) | ヘルプワイズ | デスコ |
|---|---|---|
| 必須条件への適合(35) | 5 — トライアル | 4 — ドキュメント(未確認) |
| コスト(30) | 4 — 見積もり | 3 — 料金ページ |
| 使いやすさ(20) | 4 — トライアル | 4 — レビューサイト(未確認) |
| サポート(15) | 3 — [要確認: 導入企業への聞き取りはまだ] | 4 — ベンダーの言い分(未確認) |
| **重みつきの合計** | 84 | 74 |
**2年間全体のコスト**
| コスト | ヘルプワイズ | デスコ |
|---|---|---|
| 料金(8人 × 24か月) | 748,800円 | 864,000円 |
| 初期設定 | 0円 | [要確認: 価格] |
| **合計** | 748,800円 | 864,000円 + 初期設定 |
**リスク**
- ヘルプワイズ: 見積もりに更新時の値上げの上限がない。
- デスコ: Slack とサポートの点数が、ベンダーの資料だけにもとづいている。
**確かめる未確認の主張:** デスコの Slack 連携、デスコのサポートの返信時間。
```
## 送る前のチェック
- [ ] 重みを採点の前に示し、同じ値の重みが2つなく、利用者が確定したかどうかを出力に書いている。
- [ ] 必須条件を満たさないベンダーは、証拠つきで外している。
- [ ] すべての点数に出どころがあり、ベンダーの言い分だけのものには「(未確認)」がある。
- [ ] コストはすべてのベンダーで同じ期間と量を使い、でっちあげた価格がない。
- [ ] 推奨は1社を挙げ、理由が2つある。
## よくある失敗
- 点数を見てから重みを決める。結果がお気に入りのほうに曲がる。
- 期間全体のコストではなく、月額の定価で比べる。
- ロードマップにある機能を、すでにあるものとして採点する。
チームで使う
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変更履歴
- v1.0.0 · · First release.
出典
出典は英語のページです。
- Bid Evaluation Guidance Note, May 2021 (Cabinet Office, Sourcing Playbook) (2026-11-04に確認)
- The Sourcing Playbook, June 2023 (Cabinet Office) (2026-11-04に確認)