公式スキル · 採用
合否会議用の候補者まとめ
面接メモ、評価シート、職務経歴書を、評価項目ごとの根拠、意見の割れ、懸念、未確認事項、根拠と分けた推薦をまとめた合否会議用の資料にする。
Claude・ChatGPT・コーディング用の AI で使えます。TeamとBusiness では、Pod に入れた公式スキルが改善のたびに自動で最新版になります。
使う場面
- 採用の合否会議(デブリーフ)を準備している
- 採用責任者から候補者を採る理由と採らない理由を求められた
AI に渡すもの
- 面接官の評価シートやメモ
- 職種の評価基準と採否ルール
- 職務経歴書や応募書類
できあがるもの
評価点の表、評価項目ごとの根拠、抜けと懸念、ルールの確認、根拠の下に置いた推薦をまとめた1枚の資料。
手順
- 意見を読む前に評価点を集める 各面接官が提出したとおりに、評価項目ごとの点を並べる。評価は面接の直後にそれぞれが単独でつけ、そのあと合議するのがよい。カナダ公務員委員会(Public Service Commission)がそう勧めている。面接官どうしで話したあとに点が変わっていたら、そう書く。
- 根拠を評価項目ごとに並べる 項目ごとに、候補者が言ったことやしたことを、引用か引用に近い形で書き、だれが確認したかを添える。メモには面接官の判断ではなく、候補者が言ったことを記録するべきだと同委員会は述べている。根拠のない形容(「頭が切れそう」)は外すか、「根拠のない印象」に入れる。
- 職務に関係のないことを取り除く 年齢、容姿、なまり、家族、健康、宗教、国籍、属性として「合いそう」かどうかへの言及を外す。職務経歴書からそれらを推測したもの(卒業年、空白期間、氏名、写真)も外す。米国の雇用機会均等委員会(EEOC)は、人種・性別・出身国・年齢・宗教を採用の判断に無関係なものとしている。日本の基準は別に確かめる [要確認: 日本の法令・就業規則。厚生労働省の公正な採用選考の資料も確認]。外した内容は書かず、「[削除: 職務に関係なし]」と件数だけを書く。
- 意見の割れと抜けに印をつける 一つの項目で2点以上の開きがあれば、最初に話し合う意見の割れとする(このスキルの既定値)。だれも評価していない必須要件は抜けであって、合格ではない。
- 懸念と未確認事項を挙げる 懸念には、評価項目とその裏づけを書く。未確認事項には、確かめ方を書く。リファレンスでの質問、追加の面談、ワークサンプルなど。
- ルールを当てはめてから推薦を書く 評価点を合意済みの採否ルールと照らし合わせ、結果を書く。そのあと別の節で推薦を書き、上に挙げた根拠だけを引く。根拠とルールが食い違うなら、そう書く。ルールを曲げない。
SKILL.md の全文
AI が読むファイルそのものです。 ダウンロード
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name: candidate-summary
description: 候補者の面接メモ、評価シート(スコアカード)、職務経歴書を、選考の合否会議(デブリーフ)用の1枚のまとめにする。評価項目ごとの根拠とだれが確認したか、評価のばらつき、懸念、解消すべき未確認事項を並べ、推薦は根拠と分けて最後に書く。年齢・家族・健康・出身など、職務に関係のない事柄は推測しない。採用の合否会議の準備、判断用の候補者まとめ、面接官のメモの比較をするときに使う。
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# 合否会議用の候補者まとめ
合否会議で議論するのは、印象ではなく根拠である。このまとめは、各面接官の根拠を、それが裏づける評価項目の下に並べ、意見が割れている点と、だれも確かめていない点を示す。推薦は最後に別の節で書き、読み手が根拠と照らし合わせられるようにする。
## 使う場面
- 一連の面接が終わり、合否会議の前。
- 採用責任者から「採る理由と採らない理由を出して」と頼まれた。
- 面接官のメモが、ドキュメントやATSのあちこちに散らばっている。
- 不採用通知や内定の連絡には使わない。rejection-email か offer-email を使う。
## 用意するもの
- 各面接官の評価シートかメモと、その評価点。評価シートが出ていない面接官は「未提出」に挙げ、その人の見方を推測しない。
- 職種の評価基準:評価項目、必須要件、採否のルール。ルールがなければ「[合意したルールなし]」と書き、勝手に当てはめない。
- 職務経歴書や応募書類。職務に関係する事実(職歴、期間、担当した仕事)にだけ使う。
- 任意:ワークサンプルの結果、リファレンスチェックのメモ。
## 手順
1. **意見を読む前に評価点を集める。** 各面接官が提出したとおりに、評価項目ごとの点を並べる。評価は面接の直後にそれぞれが単独でつけ、そのあと合議するのがよい。カナダ公務員委員会(Public Service Commission)がそう勧めている。面接官どうしで話したあとに点が変わっていたら、そう書く。
2. **根拠を評価項目ごとに並べる。** 項目ごとに、候補者が言ったことやしたことを、引用か引用に近い形で書き、だれが確認したかを添える。メモには面接官の判断ではなく、候補者が言ったことを記録するべきだと同委員会は述べている。根拠のない形容(「頭が切れそう」)は外すか、「根拠のない印象」に入れる。
3. **職務に関係のないことを取り除く。** 年齢、容姿、なまり、家族、健康、宗教、国籍、属性として「合いそう」かどうかへの言及を外す。職務経歴書からそれらを推測したもの(卒業年、空白期間、氏名、写真)も外す。米国の雇用機会均等委員会(EEOC)は、人種・性別・出身国・年齢・宗教を採用の判断に無関係なものとしている。日本の基準は別に確かめる [要確認: 日本の法令・就業規則。厚生労働省の公正な採用選考の資料も確認]。外した内容は書かず、「[削除: 職務に関係なし]」と件数だけを書く。
4. **意見の割れと抜けに印をつける。** 一つの項目で2点以上の開きがあれば、最初に話し合う意見の割れとする(このスキルの既定値)。だれも評価していない必須要件は抜けであって、合格ではない。
5. **懸念と未確認事項を挙げる。** 懸念には、評価項目とその裏づけを書く。未確認事項には、確かめ方を書く。リファレンスでの質問、追加の面談、ワークサンプルなど。
6. **ルールを当てはめてから推薦を書く。** 評価点を合意済みの採否ルールと照らし合わせ、結果を書く。そのあと別の節で推薦を書き、上に挙げた根拠だけを引く。根拠とルールが食い違うなら、そう書く。ルールを曲げない。
## 出力の形式
```markdown
# 候補者まとめ — [氏名]、[職種]
**選考:** [段階と面接官] · **作成日:** [日付] · **未提出:** [出ていない評価シート、または「なし」]
## 評価点
| 評価項目 | 必須か | [面接官1] | [面接官2] | [面接官3] | ばらつき |
|---|---|---|---|---|---|
| [項目名] | [はい/いいえ] | [1〜4/対象外] | | | [最大−最小] |
## 評価項目ごとの根拠
### [評価項目]
- [候補者が言ったこと・したこと] — [確認した人、選考段階]
- [反対の根拠があれば] — [確認した人]
## 最初に話し合う意見の割れ
- [評価項目]:[評価点] — [それぞれの根拠]
## 懸念
- [評価項目]:[懸念] — 根拠:[引用または事実]
## 未確認事項
- [問い] — 確かめ方:[リファレンス / 面談 / 課題]
## 使わなかったもの
- 根拠のない印象:[一覧、または「なし」]
- [削除: 職務に関係なし] × [件数]
---
## ルールの確認
[採否ルール] → [満たす / 満たさない / 「[合意したルールなし]」]。理由:[評価点]
## 推薦
[採用 / 不採用 / 未確認事項を確かめるまで保留] — [上の根拠を引いて2〜3行]
```
## 例
**入力:** 株式会社あおば会計クラウドのカスタマーオンボーディングマネージャー候補、山本彩さんのメモ。中村(採用責任者):プロジェクト推進 3(「3月に6社を担当、1社が4日遅れ、計画を立て直した」)、判断力 4(「契約日と売上で優先順位をつけ、当日中にエスカレーションする」)。小林(同僚):顧客とのコミュニケーション 2(「最初はデータ取り込みを専門用語で説明していたが、指摘すると言い直した」)、仕組みづくり 3(「立ち上げ用のチェックリストをつくり、前の職場のチームが今も使っている」)。ほかに「感じがいい。小さい子どもがいそうなので、夜の立ち上げ対応は難しいかも」。ケーススタディ(中村):仕組みづくり 3。リファレンスはまだ。作成日は11月13日(金)。ルール:選考全体で必須要件がすべて3以上、1がない、4が一つ以上ある。必須要件:プロジェクト推進、顧客とのコミュニケーション、判断力。
**出力:**
```markdown
# 候補者まとめ — 山本 彩、カスタマーオンボーディングマネージャー
**選考:** 責任者面接(中村)、同僚面接(小林)、ケーススタディ(中村) · **作成日:** 11月13日(金) · **未提出:** リファレンスはまだ
## 評価点
| 評価項目 | 必須か | 中村 | 小林 | ケーススタディ | ばらつき |
|---|---|---|---|---|---|
| プロジェクト推進 | はい | 3 | 対象外 | 対象外 | — |
| 顧客とのコミュニケーション | はい | 対象外 | 2 | 対象外 | — |
| 仕組みづくり | いいえ | 対象外 | 3 | 3 | 0 |
| プレッシャー下の判断力 | はい | 4 | 対象外 | 対象外 | — |
## 評価項目ごとの根拠
### プロジェクト推進
- 「3月に6社を担当、1社が4日遅れ、計画を立て直した」 — 中村、責任者面接
### 顧客とのコミュニケーション
- 「最初はデータ取り込みを専門用語で説明していたが、指摘すると言い直した」 — 小林、同僚面接
### 仕組みづくり
- 「立ち上げ用のチェックリストをつくり、前の職場のチームが今も使っている」 — 小林、同僚面接
- ケーススタディの評価 3 — 中村、ケーススタディ
### プレッシャー下の判断力
- 「契約日と売上で優先順位をつけ、当日中にエスカレーションする」 — 中村、責任者面接
## 最初に話し合う意見の割れ
- 2点以上の開きはない。顧客とのコミュニケーションを評価したのは1人だけ。
## 懸念
- 顧客とのコミュニケーション:専門用語に頼りがち — 根拠:小林のメモ。指摘されると直した。
## 未確認事項
- 言われなくても顧客向けに平易に書けるか — 確かめ方:本人が書いた顧客向けメールを見せてもらう、または前職の上司へのリファレンスで聞く。
## 使わなかったもの
- 根拠のない印象:「感じがいい」
- [削除: 職務に関係なし] × 1
---
## ルールの確認
必須要件がすべて3以上、1がない、4が一つ以上 → 満たさない。理由:顧客とのコミュニケーションが2。
## 推薦
未確認事項を確かめるまで保留 — プロジェクト推進は基準を満たし(3)、判断力は高い(4)。ただし顧客とのコミュニケーション(2)でルールを満たしていない。判断の前に、書いた文章のサンプルで確かめる。
```
## 送る前のチェック
- [ ] 評価点はすべて提出された評価シートから取っている。未提出のものは挙げてあり、推測していない。
- [ ] 根拠の各行に確認した人が書いてあり、形容ではなく事実か引用である。
- [ ] 年齢・家族・健康・出身・宗教・性別・人種など、職務に関係のない属性に触れたり推測したりしていない。
- [ ] だれも評価していない必須要件は、抜けとして示してある。
- [ ] ルールの確認には、面接の前に合意したルールを使っている。
- [ ] 推薦は根拠の下にあり、その根拠だけを引いている。
## よくある失敗
- 推薦を先頭に書く。読み手はそれに引きずられ、根拠を確かめなくなる。
- 外したコメントの内容を「参考までに」と伝える。外して件数だけを書く。必要なら、その発言のことは人事に相談する。
- 「評価していない」を合格扱いにする。それは未確認事項である。
チームで使う
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変更履歴
- v1.0.0 · · First release.
出典
出典は英語のページです。
- Appointment processes: how to conduct interviews - Canada.ca (Public Service Commission of Canada) (2026-11-04に確認)
- A guide to structured interviewing for better hiring practices - Google re:Work (2026-11-04に確認)
- Prohibited Employment Policies/Practices | U.S. Equal Employment Opportunity Commission (2026-11-04に確認)
- Employers: preventing discrimination: Discrimination in recruitment - GOV.UK (2026-11-04に確認)