公式スキル · 営業
商談メモを CRM 用に整える
商談の文字起こしを、CRM に貼れるプレーンテキストの項目(課題、影響、予算、決裁者、時期、次のアクション、ステージ案、リスク)にまとめる。
Claude・ChatGPT・コーディング用の AI で使えます。TeamとBusiness では、Pod に入れた公式スキルが改善のたびに自動で最新版になります。
使う場面
- 商談が終わり、HubSpot・Salesforce・Pipedrive に記録したい
- パイプラインレビューの前に、案件の更新を頼まれた
AI に渡すもの
- 商談の文字起こしかメモ
- 案件の現在のステージ(任意)
- チームのステージ定義(任意)
できあがるもの
どの CRM にも貼れる、1 行 1 項目のプレーンテキストのメモ。リスクとステージ案つき。
手順
- 顧客の発言だけを拾う 各項目には、営業が説明したことではなく、顧客が言ったことか認めたことを書く。言い回しが大事なときは、短く「」で引用する(「これ以上アナリストは採用できない」)。
- 課題と影響を分けて書く 課題は困っていること(「レポートに3日かかる」)。影響はそれで失っているもの(お金、時間、リスク、達成できない目標)。顧客が数字を言わなかったら、見積もらずに「数字の言及なし」と書く。
- 予算・決裁者・時期は厳密に書く この3つは Salesforce が定義する BANT(予算、決裁権、ニーズ、時期)の項目で、ニーズは課題でカバーする。予算:金額、幅、出どころ。出なければ「話題に出ず」。決裁者:だれが承認するかの名前と役職、ほかに意見を言う人。時期:顧客が挙げた日付か出来事(「来期の計画の前に」)。「近いうちに」から日付を推測しない。
- 次のアクションを書く だれが、何を、いつまでに、を1行で。日付のある次のアクションが決まらずに終わった商談は「合意なし」と書き、リスクの先頭に置く。
- リスクを挙げる 最大4つ、重い順に。次のアクションがない、決裁者が不明、競合の名前が出た、予算が未確認、推進役が異動・退職する、時期が先方でどうにもできないことに左右される、など。
- ステージを提案する HubSpot では案件ステージごとに受注確度を設定し、それで案件金額を重みづけする。ステージを高くつけすぎると、加重パイプラインがふくらむ。チームの定義がないときの既定のステージ(このスキルの判断):ヒアリング(課題が未確認)、見込みあり(課題と影響を確認、決裁者が判明)、提案(デモか提案書を検討中)、交渉(価格か条件を協議中)、内諾(日付つきの口頭での了承)。営業の期待ではなく、根拠が支えるステージを提案する。現在のステージと違うなら、理由を1行で書く。
- 貼りつけられる形にする このスキルの既定値:プレーンテキストで1行1項目、表・Markdown・絵文字なし。HubSpot と Pipedrive のメモ欄はツールバーで書式をつける方式で Markdown ではないため、貼った Markdown の記号がそのまま文字として出ることがある。プレーンテキストなら1行のカスタム項目やスマホのアプリにも収まる。全体を500字以内にする。
SKILL.md の全文
AI が読むファイルそのものです。 ダウンロード
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name: call-summary-crm-notes
description: 商談の文字起こしやラフなメモを、HubSpot・Salesforce・Pipedrive にそのまま貼れる CRM 用メモにする。項目は課題、影響、予算、決裁者、時期、次のアクション、ステージ案、リスクで、すべてプレーンテキスト。商談の文字起こし、Gong や Zoom のメモ、箇条書きのメモを渡されて、商談記録、CRM の更新、案件メモ、商談ログを頼まれたときに使う。
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# 商談メモを CRM 用に整える
CRM のメモは、次にその案件を開く人のためのもの。3週間後の自分も含む。各項目には顧客が言ったことを、ひと目で読める短さで書き、話に出なかった項目は「話題に出ず」と書く。空欄は正直だが、推測で埋めた項目は売上予測を狂わせる。
## 使う場面
- ヒアリング、デモ、条件交渉の商談のあと、文字起こしかメモがあるとき。
- パイプラインレビューの前に、上司から「案件を更新しておいて」と言われたとき。
- 案件をほかの営業やカスタマーサクセスに引き継ぐとき。
- 顧客に送るメールには使わない。それは follow-up-email を使う。
## 用意するもの
- 文字起こしかメモ。話者が書かれていなければ、だれが顧客側か一度だけ聞く。
- CRM 上の現在のステージ(わかれば)。なければステージを提案し、提案であることを書く。
- あれば:チームのステージ定義。なければ手順6の既定のステージを使う。
## 手順
1. **顧客の発言だけを拾う。** 各項目には、営業が説明したことではなく、顧客が言ったことか認めたことを書く。言い回しが大事なときは、短く「」で引用する(「これ以上アナリストは採用できない」)。
2. **課題と影響を分けて書く。** 課題は困っていること(「レポートに3日かかる」)。影響はそれで失っているもの(お金、時間、リスク、達成できない目標)。顧客が数字を言わなかったら、見積もらずに「数字の言及なし」と書く。
3. **予算・決裁者・時期は厳密に書く。** この3つは Salesforce が定義する BANT(予算、決裁権、ニーズ、時期)の項目で、ニーズは課題でカバーする。予算:金額、幅、出どころ。出なければ「話題に出ず」。決裁者:だれが承認するかの名前と役職、ほかに意見を言う人。時期:顧客が挙げた日付か出来事(「来期の計画の前に」)。「近いうちに」から日付を推測しない。
4. **次のアクションを書く。** だれが、何を、いつまでに、を1行で。日付のある次のアクションが決まらずに終わった商談は「合意なし」と書き、リスクの先頭に置く。
5. **リスクを挙げる。** 最大4つ、重い順に。次のアクションがない、決裁者が不明、競合の名前が出た、予算が未確認、推進役が異動・退職する、時期が先方でどうにもできないことに左右される、など。
6. **ステージを提案する。** HubSpot では案件ステージごとに受注確度を設定し、それで案件金額を重みづけする。ステージを高くつけすぎると、加重パイプラインがふくらむ。チームの定義がないときの既定のステージ(このスキルの判断):ヒアリング(課題が未確認)、見込みあり(課題と影響を確認、決裁者が判明)、提案(デモか提案書を検討中)、交渉(価格か条件を協議中)、内諾(日付つきの口頭での了承)。営業の期待ではなく、根拠が支えるステージを提案する。現在のステージと違うなら、理由を1行で書く。
7. **貼りつけられる形にする。** このスキルの既定値:プレーンテキストで1行1項目、表・Markdown・絵文字なし。HubSpot と Pipedrive のメモ欄はツールバーで書式をつける方式で Markdown ではないため、貼った Markdown の記号がそのまま文字として出ることがある。プレーンテキストなら1行のカスタム項目やスマホのアプリにも収まる。全体を500字以内にする。
## 出力の形式
```markdown
商談: [日付] - [会社名] - [商談の種類]
参加者: [顧客側の名前と役職]、[自社側の名前]
課題: [困っていること。顧客の言葉で]
影響: [お金・時間・リスクでの損失。なければ「数字の言及なし」]
予算: [金額か出どころ。なければ「話題に出ず」]
決裁者: [承認者の名前と役職。ほかの関係者]
時期: [顧客が挙げた日付か出来事。なければ「話題に出ず」]
次のアクション: [だれが何をいつまでに。なければ「合意なし」]
ステージ案: [ステージ](現在: [ステージか不明]) - [理由を1行で]
リスク: [1] [2] [3]
競合: [名前か「なし」]
メモ: [次の担当者が知っておくべきこと。1〜2行]
```
## 例
**入力(抜粋):** 2025年11月4日(火)の商談。「営業」は営業担当の高橋。
> 佐藤(北星ロジスティクス 経理部長): 月次決算に9日かかっています。CFO は3月の監査までに5日にしたいと。
> 営業: 9日かかっている主な原因は何でしょう?
> 佐藤: ほとんどが運送会社の請求書の突き合わせです。2人が手作業でやっています。
> 営業: ツール選定には、ほかにどなたが関わりますか?
> 佐藤: 業務を回しているのは経理課長の森です。300万円を超えるものは CFO が決裁します。
> 佐藤: 去年 Ledgerline も見たんですが、重すぎて。
> 営業: 金曜にパイロットの計画をお送りしてもよろしいですか?
> 佐藤: はい。次回は森も呼びます。
**出力:**
```markdown
商談: 11月4日(火) - 北星ロジスティクス - ヒアリング
参加者: 佐藤(経理部長)、高橋(営業)
課題: 月次決算に9日。大半は運送会社の請求書の手作業での突き合わせ(2人)。
影響: CFO は3月の監査までに決算を5日にしたい。コストの数字の言及なし。
予算: 話題に出ず。300万円を超えるものは CFO が決裁。
決裁者: CFO が決裁(名前は不明)。森(経理課長)が業務を担当。窓口は佐藤(経理部長)。
時期: 3月の監査までに決算を5日に。
次のアクション: 高橋が11月7日(金)までにパイロット計画を送付。佐藤が次回に森を同席させる(日程未定)。
ステージ案: ヒアリング(現在: 不明) - 課題は明確だが、決裁者に会えておらず予算も不明。
リスク: [1] 次回の日程が未定。[2] CFO に未接触、名前も不明。[3] 予算が話題に出ず。[4] 以前 Ledgerline を検討し「重すぎ」と判断。
競合: Ledgerline(去年検討し、見送り)
メモ: パイロットは運用が軽いことを前面に。Ledgerline が落ちた理由は「重すぎ」。
```
## 送る前のチェック
- [ ] すべての項目が埋まり、話に出なかった項目は「話題に出ず」か「合意なし」になっている。
- [ ] 顧客が言っていない予算・日付・名前を書いていない。
- [ ] 課題と影響が別の内容になっている。
- [ ] ステージ案がステージの定義に合い、理由がある。
- [ ] プレーンテキストだけ(表・太字・絵文字なし)で、500字以内。
## よくある失敗
- 大企業だからと「予算: おそらく問題なし」と書く。「話題に出ず」と書く。
- 営業の説明を、顧客の課題として記録する。
- 商談の手ごたえがよかったからとステージを上げる。ステージは根拠(決裁者、課題、日付)で決める。
チームで使う
AI Skill Pod に追加すると、業務委託の方も含めてチーム全員が、自分の AI から同じ版を使えます。 AI スキルをチームで共有する方法を読む
変更履歴
- v1.0.1 · · Example: the input now names the rep (Sam, the AE) and the call date (Tuesday 4 November 2025), so the note's attendee line and dates come from it.
- v1.0.0 · · First release. Stats and platform rules checked against the cited sources on 2026-11-04.
出典
出典は英語のページです。
- BANT vs. MEDDIC: Comparing Popular Sales Qualification Methodologies (2026-11-04に確認)
- Create or log activities on a record (2026-11-04に確認)
- How can I add notes? (2026-11-04に確認)
- Set up and manage object pipelines - HubSpot Knowledge Base (2026-11-04に確認)