公式スキル · プロダクト

ユーザーインタビューのガイド

スクリーナー、アイスブレイク、仮定も誘導もない過去の行動を聞く質問、深掘り、締めくくりのそろったインタビューガイドを書く。

Claude・ChatGPT・コーディング用の AI で使えます。TeamとBusiness では、Pod に入れた公式スキルが改善のたびに自動で最新版になります。

使う場面

AI に渡すもの

できあがるもの

時間配分つきのインタビューガイド。知りたいこと、スクリーナーの表、導入の台本、深掘りつきの中心の質問、締めくくり、書き直した質問を含む。

手順

  1. リサーチの問いを、3〜5個の知りたいことに分ける どれも過去の行動について知りたいこと。「支払いの遅れた請求書に、今どう対応しているか」「以前は何を試したか」。実は「うちのアイデアを買うか?」になっている項目は外す。
  2. スクリーナーを書く 自己申告ではなく、最近の行動で対象者を絞る質問を4〜6個(「この1か月で、〜したのは何回ですか?」)。どの答えなら対象で、どの答えなら対象外かを書く。何を調べているかは伏せ、参加したくて答えを合わせられないようにする。
  3. 3分のアイスブレイクを書く 役割、ふだんの1週間、テーマがそのどこに入るか。製品の話はしない。
  4. 「この前」についての中心の質問を書く どの質問も、最近の具体的な出来事に結びつける。「この前〜したときのことを教えてください」。NN/g は、一般的な流れを聞くより特定の出来事のほうが記憶を呼び起こしやすいとして、この形をすすめている。何が起きたか、何をしたか、それで何を失ったか(時間、お金、ストレス)、以前は何を試したかを聞く。知りたいこと1つにつき約4分を目安にする(このスキルの既定値)。
  5. 悪い質問を外す 誘導する質問はデータをゆがめる(NN/g)。ほめ言葉や「買うと思います」は、言う側に何のコストもない。仮定の質問(「〜しますか?」)、誘導(「〜って面倒じゃないですか?」)、未来についての質問(「いくらなら払いますか?」)、はい・いいえで終わる質問は書き直す。過去の行動を聞く形に置き換える:「去年、これにいくら使いましたか?」。
  6. 各質問の下に深掘りの質問をつける 短い追加の質問を2〜3個:「それはなぜですか?」「そのあとどうなりましたか?」「見せてもらえますか?」「どうやって決めましたか?」。相手が自己流の工夫に触れたときのために1つ足す:「それはどうやって作ったんですか?」。
  7. 締めくくりを書く 聞くべきだったのに聞かなかったことは何か、ほかにだれに話を聞くべきか、あとで連絡してよいかを聞く。同僚の紹介や2回目の面談は小さなコミットメント。応じてくれた人を記録する。売り込むとしても、インタビューが終わってから。ガイドには入れない。

SKILL.md の全文

AI が読むファイルそのものです。 ダウンロード

---
name: interview-guide
description: リサーチの問いに合わせて、ユーザーインタビューのガイドを書く。スクリーナー、アイスブレイク、The Mom Test の考え方に沿った過去の行動を聞く質問(仮定の質問・誘導・売り込みなし)、深掘りの質問、締めくくりを含む。顧客インタビュー、課題ヒアリング、ユーザーリサーチを計画していて、インタビューの質問、インタビューガイド、台本、スクリーナーを頼まれたときに使う。
---

# ユーザーインタビューのガイド

良いインタビューで集めるのは、相手がこの前実際にしたことという事実で、これから何をしそうかという意見ではない。このガイドは、Rob Fitzpatrick の The Mom Test の3つのルールに従う。自分のアイデアではなく相手の生活について話す。仮定ではなく、過去の具体的な行動を聞く。時間・評判・お金という本物のコミットメントを探す。ガイドのどの質問も、過去の具体的な出来事について聞く。「はい、使うと思います」で答えられる質問は書き直す。

## 使う場面

- ユーザーインタビュー、課題ヒアリング、顧客リサーチを始める前。
- 質問のリストがあり、誘導にならないように直したいとき。
- 適切な人を集めるためのスクリーナーが必要なとき。
- プロトタイプのユーザビリティテストには使わない(質問ではなくタスクが要る)。採用面接にも使わない(interview-questions を使う)。

## 用意するもの

- リサーチの問い:インタビューの結果で何を決めるのか。なければ一度だけ聞く。これだけは省けない。
- 話を聞く相手:役割、状況、会社の規模。なければ人物像を提案し、「[仮定]」と書く。
- インタビューの長さ。指定がなければ30分。
- あれば:チームが持っている仮説。ガイドで、それを口に出さずに検証するため。

## 手順

1. **リサーチの問いを、3〜5個の知りたいことに分ける。** どれも過去の行動について知りたいこと。「支払いの遅れた請求書に、今どう対応しているか」「以前は何を試したか」。実は「うちのアイデアを買うか?」になっている項目は外す。
2. **スクリーナーを書く。** 自己申告ではなく、最近の行動で対象者を絞る質問を4〜6個(「この1か月で、〜したのは何回ですか?」)。どの答えなら対象で、どの答えなら対象外かを書く。何を調べているかは伏せ、参加したくて答えを合わせられないようにする。
3. **3分のアイスブレイクを書く。** 役割、ふだんの1週間、テーマがそのどこに入るか。製品の話はしない。
4. **「この前」についての中心の質問を書く。** どの質問も、最近の具体的な出来事に結びつける。「この前〜したときのことを教えてください」。NN/g は、一般的な流れを聞くより特定の出来事のほうが記憶を呼び起こしやすいとして、この形をすすめている。何が起きたか、何をしたか、それで何を失ったか(時間、お金、ストレス)、以前は何を試したかを聞く。知りたいこと1つにつき約4分を目安にする(このスキルの既定値)。
5. **悪い質問を外す。** 誘導する質問はデータをゆがめる(NN/g)。ほめ言葉や「買うと思います」は、言う側に何のコストもない。仮定の質問(「〜しますか?」)、誘導(「〜って面倒じゃないですか?」)、未来についての質問(「いくらなら払いますか?」)、はい・いいえで終わる質問は書き直す。過去の行動を聞く形に置き換える:「去年、これにいくら使いましたか?」。
6. **各質問の下に深掘りの質問をつける。** 短い追加の質問を2〜3個:「それはなぜですか?」「そのあとどうなりましたか?」「見せてもらえますか?」「どうやって決めましたか?」。相手が自己流の工夫に触れたときのために1つ足す:「それはどうやって作ったんですか?」。
7. **締めくくりを書く。** 聞くべきだったのに聞かなかったことは何か、ほかにだれに話を聞くべきか、あとで連絡してよいかを聞く。同僚の紹介や2回目の面談は小さなコミットメント。応じてくれた人を記録する。売り込むとしても、インタビューが終わってから。ガイドには入れない。

## 出力の形式

```markdown
# インタビューガイド: [リサーチの問い]

**長さ:** [分] · **対象:** [人物像] · **この結果で決めること:** [決めること]

## 知りたいこと
1. [知りたいこと]

## スクリーナー
| 質問 | 対象 | 対象外 |
|---|---|---|
| [行動を聞く質問] | [答え] | [答え] |

## 導入(1分)
[台本:自己紹介、正解・不正解はないこと、売り込みではないこと、録音の許可]

## アイスブレイク(3分)
- [質問]

## 中心の質問([分])
### 知りたいこと1: [知りたいこと]
- [この前〜したときのことを教えてください]
  - 深掘り: [追加の質問]
  - 深掘り: [追加の質問]

## 締めくくり(3分)
- 私が聞くべきだったのに聞かなかったことはありますか?
- このことに関わっている方で、ほかに話を聞くべき人はいますか?
- 聞きたいことが出てきたら、また連絡してもいいですか?

## 外した質問
- [悪い質問] → [書き直した質問]
```

## 例

**入力:** 「支払いの遅れた請求書に自動でリマインドを送る機能を作ろうか考えています。だれに話を聞いて、何を聞けばいいですか? 30分で。」

**出力:**

```markdown
# インタビューガイド: 小規模なサービス業は、支払いの遅れた請求書を今どう回収しているか

**長さ:** 30分 · **対象:** 月に5通以上請求書を送る制作会社の経営者やフリーランス [仮定] · **この結果で決めること:** 支払いの自動リマインドを作るかどうか

## 知りたいこと
1.請求書の支払い期限が過ぎたとき、何をしているか。
2.催促にどれだけの時間やお金がかかっているか。
3.楽にするために何を試してきたか。

## スクリーナー
| 質問 | 対象 | 対象外 |
|---|---|---|
| 先月、請求書を何通送りましたか? | 5通以上 | 5通未満 |
| この3か月で、支払いが遅れた取引先はありましたか? | はい | いいえ |
| 支払いの催促は、社内のだれがしていますか? | 自分、または自分が管理している人 | 外部の回収業者 |
| 請求書を送るのに、どんなツールを使っていますか? | どれでも(答えを記録) | — |

## 導入(1分)
お時間をいただき、ありがとうございます。今日は、請求書の扱い方について教えていただきたくて伺いました。何かを売り込むためではありません。正解も不正解もありません。メモのために録音してもよろしいですか?

## アイスブレイク(3分)
- どんなお仕事をされていて、取引先はどんな方々ですか?
- ふだんの1週間の流れを教えてください。請求の作業はどこに入りますか?

## 中心の質問(23分)
### 知りたいこと1: 請求書の支払いが遅れたときに何をしているか
- 最近、支払いが遅れた請求書のことを教えてください。
  - 深掘り: 遅れていることに、いつ気づきましたか?
  - 深掘り: 最初に何をしましたか?
- 催促はどんな文面で送りましたか?
  - 深掘り: 送ったメッセージを見せてもらえますか?
  - 深掘り: 送ってから、どのくらいで支払われましたか?

### 知りたいこと2: 催促にかかるコスト
- 気づいてから入金されるまで、どのくらいかかりましたか?
  - 深掘り: そのあいだ、ほかにどんなことに手が回らなくなりましたか?
  - 深掘り: そのあいだ、何回催促しましたか?
- この1年で、最後まで支払われなかった請求書は何通ありましたか?
  - 深掘り: 最終的に、それはどう処理しましたか?
  - 深掘り: そのあと、その取引先との関係はどう変わりましたか?

### 知りたいこと3: 試してきたこと
- これを楽にするために、何を試しましたか?
  - 深掘り: それはどうやって作ったんですか?
  - 深掘り: なぜやめたんですか? あるいは、なぜ続けているんですか?

## 締めくくり(3分)
- 私が聞くべきだったのに聞かなかったことはありますか?
- このことに関わっている方で、ほかに話を聞くべき人はいますか?
- 聞きたいことが出てきたら、また連絡してもいいですか?

## 外した質問
- 「自動リマインドがあったら使いますか?」 → 「これを楽にするために、何を試しましたか?」
- 「支払いの催促って面倒じゃないですか?」 → 「最近、支払いが遅れた請求書のことを教えてください。」
- 「これにいくらなら払いますか?」 → 「これを楽にするために、何かお金を払ったことはありますか? いくらでしたか?」
```

## 送る前のチェック

- [ ] 「〜しますか?」「〜だと思いますか?」「どのくらい〜しそうですか?」で聞く質問がない。
- [ ] 中心の質問はすべて、過去の具体的な出来事か実際の数字に結びついている。
- [ ] チームのアイデアや機能の名前を出す質問がない。
- [ ] スクリーナーは最近の行動で絞り、対象と対象外の答えがある。
- [ ] 時間配分の合計が、インタビューの長さと合っている。
- [ ] 中心の質問それぞれに、深掘りの質問が2つ以上ある。

## よくある失敗

- 相手に自分の行動を予想させる。相手は気をつかって答え、その答えは外れる。
- 「意見がほしい」と途中でアイデアを説明する。そこから先の答えは、売り込みへの反応になる。
- 30分に30個の質問を用意する。NN/g は、よく練った少数の自由回答の質問をすすめている。このスキルの既定値は、深掘りつきの中心の質問を8〜10個。

チームで使う

AI Skill Pod に追加すると、業務委託の方も含めてチーム全員が、自分の AI から同じ版を使えます。 AI スキルをチームで共有する方法を読む

チームのPodに追加

変更履歴

出典

出典は英語のページです。

  1. User Interviews 101 - NN/G (2026-11-04に確認)
  2. A Primer on Talking to Customers From Rob Fitzpatrick's The Mom Test (2026-11-04に確認)
  3. The Mom Test by Rob Fitzpatrick (2026-11-04に確認)