ガイド
外注先に、チームの AI スキルを渡す方法
外注先の多くは自分の Claude Pro や ChatGPT のアカウントで仕事をしていて、Claude と ChatGPT のスキルの共有は、自社の Team や Business のワークスペースのメンバーにしか届きません。方法は 2 つです。スキルのファイルを送って本人に入れてもらうか、個人のメールアドレスで共有のスキル置き場に招待し、本人の AI から MCP のリンク 1 つでつないでもらいます。後者なら、いつも最新の版を使ってもらえて、契約が終わったら外せます。
要点
- 自社のワークスペースに入れる:使えるが、Team か Business のシート代がかかり、相手はアカウントを切り替えて使う。
- ZIP を送る:無料。ただし相手のコピーは古くなり、契約後も相手の手元に残る。
- スキルの置き場に招待する:相手は自分のアカウントのまま、直した版がすぐ届き、外せばそれ以降は使えない。
ワークスペースの共有が外注先に届かない理由
Claude の共有、公開、管理者の配布は、1 つの Claude の Team か Enterprise の組織の中で動きます。ChatGPT のスキルも、Business のワークスペースの中の人とグループに共有します。自分で Claude Pro や ChatGPT Plus を払っているフリーランスは、どちらにも入っていません。
メンバーとして招くこともできます。ただ、すでに AI に払っている人の分までシート代を払い、相手は 2 つのアカウントを行き来することになります。OpenAI のフォーラムには、ワークスペースの外の人には GPT のリンクが開けないという Business のオーナーの声が並んでいます。同じ壁を、反対側から見た話です。
方法 1:ファイルを送る
- スキルを書き出す。SKILL.md の入ったフォルダーを ZIP にします。手元の文書からなら SKILL.md 変換ツールで作れます(英語の画面です)。
- 入れる場所を添えて送る。Claude なら Customize → Skills →「Upload a skill」。Claude Code なら
~/.claude/skills/。 - ChatGPT の Plus・Pro の人にはスキルの機能がないので、指示をプロジェクトに貼ってもらいます。
手軽で、2 週間の仕事なら十分です。困るのはあとからです。直すたびにメールが要り、相手が使ったかどうかは分からず、契約が終わってもファイルは相手のパソコンに残ります。
方法 2:共有のスキル置き場に招待する
- 招待リンクを 1 つ送る。相手の個人のメールアドレスで構いません。
- 相手は、ふだんの AI に MCP のリンクを 1 つ足す。Claude は Customize → Connectors →「Add custom connector」(どのプランでも)。ChatGPT は Plugins →「Add custom MCP server」(Pro・Business・Enterprise。Plus はカスタムコネクタが使えるプランの場合)。Claude Code、Codex、Cursor、OpenCode も同じリンクでつなげます。
- 今のスキルで仕事をしてもらう。修正を承認すると、次に使うときから新しい版になります。
- 仕事が終わったら外す。それ以降、相手の AI からはスキルを読めなくなります。
AI Skill Pod・無料で始められます
招待リンクは 1 つ。個人のメールアドレスで参加でき、相手がどの AI を使っていても MCP のリンク 1 つでつながります。だれがどのスキルを使ったかも見られます。3 人までは無料、Team は 1 人あたり月 $5。
いま業務委託の方と働いているなら、チームの手順を渡し、契約が終わった日に止める方法もどうぞ。
外注先に見えるもの、見えないもの
招待する前に、ここははっきりさせておきます。AI はスキルを読んでから動くので、スキルを使える人は、その中身を AI に表示させられます。AI Skill Pod も、中身を隠すことは約束しません。共有したスキルは、共有した文書と同じに扱ってください。
- 必要な分だけ渡す。ポッドのメンバーはそのポッドのすべてのスキルを見られるので、ライブラリ全部ではなく、その仕事に要るスキルだけを入れたポッドに招きます。
- 秘密はスキルに書かない。API キー、取引先の一覧、見せたくない単価は別の場所に。
- コピーは残るものと考える。外せば以後は使えませんが、相手がすでに写した分は取り戻せません。
初日に決めておくこと
- この案件で、どのスキルが要るか
- 相手が使う AI とプラン(ChatGPT Plus はカスタムコネクタが使えない場合がある)
- 相手が出したスキルの修正案を、だれが承認するか
- いつ外すか
Claude の人と ChatGPT の人が混ざるチームの話は、ChatGPT のスキルを Business なしで共有する方法にもまとめています。
よくある質問
外注先(個人の Pro アカウント)に Claude のスキルを渡す方法は?
Claude の共有と公開は、自社の Team か Enterprise の組織のメンバーにしか届きません。個人の Pro を使う外注先には、ZIP を送って本人に入れてもらうか、共有のスキル置き場に招待して、本人の Claude からカスタムコネクタでつないでもらいます。カスタムコネクタは Pro でも使えます。
外注先はスキルの中身を見られる?
見られます。スキルを使える人は、AI に指示の中身を表示させられます。共有したスキルは、共有した文書と同じものと考えてください。文書として渡してよい内容だけを入れます。
契約が終わったらどうなる?
ZIP で渡した場合、相手のアカウントにコピーが残ります。置き場に招待した場合は、メンバーから外すと、それ以降は相手の AI からスキルを読めなくなります。すでに手元に写した分は残ります。
出典
- Claude ヘルプセンター:Using skills in Claude — 共有は Team と Enterprise の組織の中だけ (閲覧 2026-11-04)
- OpenAI ヘルプ:Skills in ChatGPT — ワークスペースの中での共有 (閲覧 2026-11-04)
- Claude ヘルプセンター:カスタムコネクタ (閲覧 2026-11-04)
- OpenAI ヘルプ:Connecting custom MCP servers in ChatGPT (閲覧 2026-11-04)
- OpenAI コミュニティ:Business のワークスペースから外部の人に共有できない — メンバーでない人には招待リンクが開けない (閲覧 2026-11-04)