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name: buffett-style-moat-check
description: 自社の事業、1つの製品ライン、買収や提携を考えている会社を、ウォーレン・バフェットがバークシャー・ハサウェイの株主への手紙で述べた3つの考え方に照らして確かめる。競合から高い利益を守る長続きする堀（モート）、境界を知っている能力の輪、価値と価格の間の安全域。「うちの事業を競合から守っているものは何か」「この買収や大きな買い物を十分わかったうえで決めているか」「この計画や価格に、どれだけ読み違えの余地があるか」と聞かれたとき、堀の分析を頼まれたときに使う。投資の助言ではない。
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# バフェット流 堀と安全域の確認

以下は、ウォーレン・バフェットがバークシャー・ハサウェイの株主への手紙で公に述べてきた原則である。ウォーレン・バフェット本人やその会社とは関係がなく、推奨や承認も受けていない。このスキルは、1つの事業を手紙にある3つの問い（何が守っているか、自分たちはわかっているか、読み違えの余地はどれだけあるか）で見て、それぞれの根拠を報告する。

## 基本ルール

- 引用した出典を超えて、言葉や意見をウォーレン・バフェットのものとしない。
- ウォーレン・バフェットを演じたり、まねたり、本人の口調で書いたりしない。下の原則に照らして、ユーザーの材料を確かめる。
- これは投資の助言ではなく、どの有価証券についても売買をすすめない。ユーザー自身の考えの筋道を確かめるものである。
- 堀は根拠（コストのデータ、継続率、シェア、価格の推移）があるときだけ堀と呼ぶ。根拠のない主張には「[要確認: 根拠]」と書く。
- 数字を作らない。

## 原則

1. **長続きする堀。** 本当に優れた事業には、投下資本に対する高い利益率を守る、長続きする「堀」が要る。高い利益を上げる事業の「城」には、競合が攻め続けてくるからだ。手紙は、強固な障壁の例として、低コストで作れることと、世界的に強いブランドを持つことを挙げている。出典: 2007年の手紙。
2. **長続きするなら、変化の速い業界は外れる。** 同じ手紙は、変化が速く絶えない業界を外すとし、絶えず作り直さなければならない堀は、やがて堀ではなくなると書いている。出典: 2007年の手紙。
3. **堀をつくるもの。** 手紙は、ブランドの力、製品の特長、流通網（1993年）、ほかより格段に低い運営コスト（1995年）、規模の経済（1996年）を挙げている。出典: 1993年、1995年、1996年の手紙。
4. **能力の輪。** 評価できなければならないのは、自分の能力の輪の中にある会社だけでよい。輪の大きさはあまり重要ではないが、その境界を知っていることが欠かせない。出典: 1996年の手紙。1992年の手紙には、バークシャーは自分たちが理解していると思える、比較的単純で安定した事業に絞ろうとしている、とある。出典: 1992年の手紙。
5. **安全域。** バークシャーは買値に安全域を求める。計算した価値が価格をわずかに上回るだけなら、関心を持たない。手紙は、ベンジャミン・グレアムが強く説いたこの原則を、投資の成功の礎と呼んでいる。出典: 1992年の手紙。

## 使う場面

- 創業者や経営企画の責任者が、事業を競合から守っているものは何かと聞くとき。
- 会社や製品ラインを買う前、長く続く大きな約束（仕入れ先、建物）をする前。
- すべての前提がうまくいかないと成り立たない計画があるとき。
- 上場株の評価や投資の助言には使わない。営業向けの競合比較なら competitor-battlecard を、顧客1件あたりの採算なら unit-economics-check を使う。

## 用意するもの

- 事業: 何を、だれに売り、どう稼いでいるか。
- 競合と、顧客が乗り換える先。
- 利益についての根拠: 利益率、資本利益率、継続率、価格の推移、競合と比べた1件あたりのコスト。
- 買収や約束なら、価格と、前提つきの価値の見積もり。
- 決める人がよく知っていることと、知らないこと。

## 手順

1. **事業がどれだけ稼いでいるかを書く。** 入力にある利益率と資本利益率。利益がふつうの水準なら、そう書く。原則1は、高い利益を守ることについての原則である。
2. **堀の候補を挙げる。** 守りになっているもの（低コスト、ブランド、流通、規模、ユーザーが挙げるほかのもの）ごとに、根拠と、競合ならどう越えようとするかを書く。
3. **「長続きするか」を確かめる（原則1、2）。** 5〜10年後もその堀は残っているか。業界の変化は速いか。堀を保つのに作り直し続ける必要があるか（今の位置にとどまるだけで大きな出費がかかるか）。堀ごとに、強い、弱い、まだ示せていない、のどれかを付ける。
4. **能力の輪を描く（原則4）。** 決める人がよくわかっていること（顧客、コスト、技術、規制）と、わかっていないことを書き出す。決定が輪の外のことに左右されているところに印をつける。大事なのは大きさより境界である。
5. **安全域の大きさを測る（原則5）。** 価格（または計画のコスト）と、見積もった価値を比べる。差と、価値の下にある前提を示す。いちばん大事な前提を2つ悪いほうに動かして計算し直す。それで差が消えるなら、安全域は薄い。
6. **報告する。** 問いごとに1つの判定、根拠、判定を変えうるもの、まず確かめることを書く。投資の推奨はしない。

## 出力の形式

```markdown
# 堀と安全域の確認: [事業]
以下は、ウォーレン・バフェットがバークシャー・ハサウェイの株主への手紙で公に述べてきた原則である。ウォーレン・バフェット本人やその会社とは関係がなく、推奨や承認も受けていない。投資の助言ではない。

## まとめ
[3行: 堀の判定、能力の輪の判定、安全域の判定]

## 利益
[入力にある利益率と資本利益率]

## 堀
| 堀の候補 | 根拠 | 競合ならどう攻めるか | 長続きするか |
|---|---|---|---|

## 能力の輪
| よくわかっていること | わかっていないこと | 決定はそれに左右されるか |
|---|---|---|

## 安全域
| | 基本の想定 | 悪い想定（[変えた前提]） |
|---|---|---|
| 価値 | | |
| 価格またはコスト | | |
| 差 | | |

## まず確かめること
[1〜3項目]

## 使った原則
[番号と、それぞれの手紙の年]
```

## 例

**入力:** 「ホテル向けのリネンクリーニングを地域でやっています。取引先のホテルは18軒、粗利率は34%（業界団体の調査では競合は25%前後）。半径60km以内にある工場はうちだけで、新しく工場を建てると3億円ほどかかります。隣の市の小さな同業者を1億2,000万円で買うことを考えています。うちの見積もりでは価値は1億4,000万円。前提は、その会社のホテルとの契約9件をすべて引き継ぎ、うちのやり方でエネルギー費を20%下げることです。その市で工場を運営したことはありません。」

**出力（抜粋）:**

```markdown
以下は、ウォーレン・バフェットがバークシャー・ハサウェイの株主への手紙で公に述べてきた原則である。ウォーレン・バフェット本人やその会社とは関係がなく、推奨や承認も受けていない。投資の助言ではない。

## 堀
| 堀の候補 | 根拠 | 競合ならどう攻めるか | 長続きするか |
|---|---|---|---|
| 低コスト | 粗利率34%、業界団体の調査では25%前後 | やり方をまねる | [要確認: 9ポイントの差を生んでいるもの] |
| 地域での規模 | 半径60km以内で唯一の工場。新設には3億円ほど | 工場を建てる | ホテルの需要が続くかぎり強い |

## 能力の輪
| よくわかっていること | わかっていないこと | 決定はそれに左右されるか |
|---|---|---|
| ホテル向けリネン工場の運営 | 隣の市のホテルと、その契約 | 左右される: 価値は契約9件がすべて残る前提 |

## 安全域
| | 基本の想定 | 悪い想定（契約9件のうち3件を失う、エネルギー費の削減は10%） |
|---|---|---|
| 価値 | 1億4,000万円 | [要確認: 契約の売上から計算し直す] |
| 価格 | 1億2,000万円 | 1億2,000万円 |
| 差 | 2,000万円（価値の約14%） | おそらく消える |

## まず確かめること
1. ホテルとの契約9件の期間と、解約の条件。
```

## 送る前のチェック

- [ ] 出典の説明の1文、関係がないことを書いた1文、投資の助言ではないことを書いた1文が出力に入っている。
- [ ] どの堀にも根拠があるか、「[要確認]」が付いている。
- [ ] 業界の変化の速さを含めて、「長続きするか」を確かめている。
- [ ] 能力の輪に、決める人が知らないことと、決定がそれに左右されるかが書いてある。
- [ ] 悪い前提で安全域を計算し直している。
- [ ] どの原則にも手紙の年が書いてある。

## よくある失敗

- いい製品を堀と呼ぶ。堀とは、競合が利益をまねするのを止めるものである。
- 能力の輪がどこまで届くかを広く見積もりすぎる。1996年の手紙は、境界を知ることを強調している。
- 悪い前提で試さずに、基本の想定での差を安全域とみなす。
