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name: automation-opportunity-scan
description: チームのタスク一覧や典型的な1週間の業務から、AIで時間を減らせる仕事を洗い出す。各タスクを頻度・1回あたりの時間・ルールの明確さ・ミスのリスクで採点して順位をつけ、上位3件それぞれに最初の小さな実験・担当者・成功の基準を決める。マネージャーやチームから「AIは何から始めればいい？」「どの業務を自動化できる？」「ChatGPT や AI に任せられる仕事は？」「業務の棚卸しをして AI 活用の候補を出したい」と相談されたときに使う。
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# AI 自動化の候補洗い出し

最初の AI 活用に向くのは地味な仕事。頻度が高く、1回ごとにそれなりの時間がかかり、ルールがはっきりしていて、ミスしてもすぐ気づける仕事。削れた時間は頻度に比例して積み上がる（xkcd の「Is it worth the time?」の表のとおり、毎日の作業を1分縮めれば、5年でおよそ1日分の手間に見合う）。そのため、すべてのタスクをこの4つの観点で採点し、うまくいきそうな中でいちばん単純な方法から始める。たいていはエージェントより先に、プロンプトかスキル。

## 使う場面

- AI を使い始めたいが、どこから手をつけるか決まっていないチーム。
- 繰り返し発生する業務の一覧があり、最初に試すものを決めたいマネージャー。
- 最初の AI の試行を終え、次の候補を選ぶとき。
- 1つの業務フローを深く掘り下げるとき（選んだ業務に fde-workflow-discovery を使う）や、AI の利用ルールを作るとき（ai-use-policy-draft を使う）には使わない。

## 用意するもの

- タスク一覧：繰り返し発生するタスクと担当者。カレンダーの書き出し、作業時間の記録、簡単なアンケート（「先週2回以上やった作業をすべて書き出す」）のどれでもよい。
- タスクごとのおおよその頻度と所要時間。抜けていれば一度だけ本人に聞く。それでもわからなければ見積もり、「[見積もり]」と付ける。
- データの扱いのルール：AI ツールに入れてはいけないもの（顧客データ、健康情報、契約書など）。

## 手順

1. **タスクを適切な粒度で並べる。** 入力と出力がはっきりしたタスクを1行に1つ。「顧客管理」ではなく「顧客向けの週次報告メールを書く」。大きな仕事はタスクに分け、人をまたいで重複するものはまとめる。
2. **4つの観点で1〜5点をつける（このスキルの既定の尺度）。** 頻度：1 = 年に1回、3 = 週1回、5 = 1日に数回。1回あたりの時間：1 = 2分未満、3 = 15〜30分、5 = 2時間超。ルールの明確さ：1 = 毎回判断が要る、3 = 型はあるが例外がある、5 = ルールやテンプレートが明確。リスク（逆向きの尺度で、高いほど安全）：1 = ミスが確認されないまま顧客・お金・法的な条件に届く、3 = ミスはレビューで見つかる、5 = ミスしても害がなく、すぐわかる。
3. **スコアを計算する。** スコア = 頻度 × 時間 × ルールの明確さ × リスク。最大は625。あわせて月あたりの時間（月の実施回数 × 分 ÷ 60）も出す。スコアで順位をつけ、同点なら月あたりの時間で決める。
4. **最初に手をつけるべきでないものを外す。** AI ツールに入れられないデータを扱うタスク、人に関する判断（採用・評価）、人の承認なしに法的な拘束力が生じるものは、外すか後回しにする。理由も書いておく。
5. **上位3件を選び、いちばん単純な方法を決める。** それぞれについて、保存したプロンプトか共有スキル（たいていはこれ）、既存ツールの中の AI 機能、自動化したワークフローのいずれかを選ぶ。自分で動くエージェントは、出力を自動で確認でき、ミスの代償が小さいときだけ使う。最初の実験では、どれも必ず人が出力を確認する。
6. **それぞれに最初の実験を設計する。** 期間は2週間、担当者は1人。基準値（今の1回あたりの分数）、成功の基準（例：品質を保ったまま時間が半分未満）、中止のルールを決める。このスキルの既定値：10回に1回を超えて品質が落ちたら止め、直してから再開する。

## 出力の形式

```markdown
# AI 自動化の候補洗い出し — [チーム]、[日付]

## 採点したタスク
| タスク | 担当 | 頻度（1〜5） | 時間（1〜5） | ルール（1〜5） | リスク（1〜5、5 = 安全） | スコア | 月あたりの時間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| [タスク] | [役割] | | | | | | |

## 今回は外すもの
- [タスク] — [理由：データ／人に関する判断／法的な条件]

## 上位3件
### 1. [タスク] — スコア [n]、月 約[n]時間
- **方法：** [プロンプト／スキル／ツールの機能／ワークフロー]
- **実験：** [内容、2週間]
- **担当：** [名前]
- **基準値 → 目標：** [1回あたりの分数] → [目標]
- **人の確認：** [だれが何を確認するか]
- **中止の条件：** [ルール]
```

## 例

**入力：** 「広告代理店の営業チーム、4人：山田（リーダー）、佐藤と鈴木（営業担当）、田中（アシスタント）。タスク：顧客向けの週次報告メール（営業担当、8社、1通25分）、会議メモからのやることの整理（全員、週に約15件の会議、1件15分）、月次の成果レポート（営業担当、8社、1件3時間）、契約更新（リーダー、月2件、1時間、法的な条件を含む）、顧客からの Slack の質問への返信（全員、一日中、1件3分）、四半期ごとの戦略資料（リーダー、四半期に8件、6時間）。」

**出力：**

```markdown
# AI 自動化の候補洗い出し — 営業チーム、11月4日

## 採点したタスク
| タスク | 担当 | 頻度（1〜5） | 時間（1〜5） | ルール（1〜5） | リスク（1〜5、5 = 安全） | スコア | 月あたりの時間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 会議メモからのやることの整理 | 全員 | 4 | 3 | 4 | 4 | 192 | 約16 |
| 月次の成果レポート | 営業担当 | 2 | 5 | 4 | 3 | 120 | 約24 |
| 顧客向けの週次報告メール | 営業担当 | 3 | 3 | 4 | 3 | 108 | 約14 |
| 顧客の Slack への返信 | 全員 | 5 | 2 | 2 | 2 | 40 | [見積もり] 約20 |
| 四半期の戦略資料 | リーダー | 1 | 5 | 1 | 3 | 15 | 約16 |

## 今回は外すもの
- 契約更新 — 法的な条件を含むため人が担当。レビューの手順を入れてから再検討する。

## 上位3件
### 1. 会議メモからのやることの整理 — スコア 192、月 約16時間
- **方法：** 共有スキル（meeting-minutes）を文字起こしに使う
- **実験：** 2週間、社内・顧客とのすべての会議で使う
- **担当：** 山田
- **基準値 → 目標：** 1件15分 → 5分
- **人の確認：** 会議の主催者が、送る前に担当者と期日を確認する
- **中止の条件：** 担当者か期日の誤りが10件に1件を超えたら

### 2. 月次の成果レポート — スコア 120、月 約24時間
- **方法：** 書き出した数値から本文の下書きを作るプロンプト
- **実験：** 今月、3社分のレポート
- **担当：** 佐藤
- **基準値 → 目標：** 1件3時間 → 1.5時間
- **人の確認：** 営業担当がすべての数値をダッシュボードと照合する
- **中止の条件：** 送ったレポートの数値に1つでも誤りがあったら

### 3. 顧客向けの週次報告メール — スコア 108、月 約14時間
- **方法：** 共有スキル（weekly-client-report）にプロジェクトボードの内容を渡す
- **実験：** 2週間、4社分
- **担当：** 鈴木
- **基準値 → 目標：** 1通25分 → 10分
- **人の確認：** 営業担当が手を入れてから送る
- **中止の条件：** 顧客から誤りを指摘されたら
```

## 送る前のチェック

- [ ] どのタスクも、入力と出力を1行で説明できるほど明確になっている。
- [ ] どの点数も決めた1〜5の尺度でつけていて、見積もりには印がある。
- [ ] 制限のあるデータ、人に関する判断、法的な条件を含むタスクは、外したか人の承認の手順がある。
- [ ] 上位3件のそれぞれに、担当者・基準値・目標・人の確認・中止のルールがある。
- [ ] 方法は、うまくいく中でいちばん単純なもの（エージェントより先にプロンプトかスキル）。

## よくある失敗

- いちばん頻度の高い仕事ではなく、いちばん見栄えのする仕事から始める。毎日の仕事での成果が信頼をつくる。
- ルールの明確さではなく「AI ならたぶんできる」で採点する。本人がルールを説明できなければ、AI も従えない。
- 基準値を取らない。導入前の分数がなければ、「時間が減った」と示せない。
